変形タイプの納戸はこう使う!「出し入れしやすさ」重視の収納術

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おはようございます。
ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。

レジデンシャルオーガナイザー、ライフオーガナイザー、そしてインテリアコーディネーターとして活躍する森下純子さん。千葉県習志野市にあるご自宅の、片づけ・収納のコツについてお聞きしています。

過去記事はこちら:
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今回ご紹介するのは、納戸の収納術です。

「狭い」「凹凸がある」「奥行が深い」など、扱いづらい変形タイプが多い空間を、どうすれば無駄なく活用できるのでしょうか?

変形タイプの納戸はこう使う!「出し入れしやすさ」重視の収納術

森下邸の納戸は、玄関からすぐのところにあります。スペースの奥行は約130cm。幅は奥側が130cmくらいあるものの、ドア側は柱が出ているため70cmくらいと、逆L字型に変形しています。

「納戸の手前は比較的アクセスがいいのですが、奥は出入りが面倒。アクセスがいいからと手前に棚や引き出しを置くと、奥がさらに使いづらくなります」という森下さん。

納戸の入り口付近によく使うものを効率よく収納し、収納力のある奥側に普段使わないものをしっかり収納したい…と考えて、たどり着いた方法がこちら:

変形タイプの納戸はこう使う!「出し入れしやすさ」重視の収納術

入ってすぐの壁にワイヤーネットを設置。毎日使うハンディモップや粘着式クリーナーを、S字フックで「引っ掛ける収納」に。手前に掃除機を置いておけば、掃除道具が一カ所にまとまって、日々の出し入れがラクになります。

こまごましたアイテムは巾着袋にまとめて、仕事で使うスケールはネットフックを利用して…など、引っ掛け方にも工夫が。

ワイヤーネットの利点は、棚や引き出しより省スペースで設置できるところ。納戸の奥へ出入りする際、邪魔になりづらいようです。収納するものが変わっても、気軽に引っ掛け位置を変えられるところも魅力です。

変形タイプの納戸はこう使う!「出し入れしやすさ」重視の収納術

納戸の奥には、可動式の収納棚を取り付けています。支柱はIKEAで、棚板はホームセンターで購入したもの。

よく見ると、下の棚は奥行が深く、上の棚は浅くなっていることがわかります。収納力だけを考えると、奥行はすべて深くしたほうがいいように思いますが…?

「膝から目の高さまでは『ゴールデンゾーン』といって、ものの出し入れがしやすい場所です。この位置にある収納スペースは多少奥行があっても活用できます。でも、目の高さより上に奥行の深い収納を設けるときは、注意が必要です。ものを出すのも大変、戻すのも大変なんですよ」という森下さん。

そんな理由から、森下邸の納戸では、ゴールデンゾーン(膝から目の高さまで)より下にある棚板の奥行は45cmと広くとって、収納力を確保。それより上にある棚の奥行は30cmと浅めにして、出し入れしやすいよう設計されています。

限られた空間に「いかに多くのものを収納するか」ではなく、「いかに使いやすい状態で収納するか」。ライフオーガナイズと人間工学の理論に基づいて、綿密にデザインされている森下邸の収納スペース。

ものの管理のしやすさ、出し入れのしやすさを追求することが、時間を生み出す片づけ・収納の秘訣のようです。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

記事:油科真弓
写真:川俣満博
編集:さいとう きい

レジデンシャルオーガナイザー 森下純子
HP:インテリア&ライフオーガナイズ 株式会社アンジェ・リュクス

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