こっそり捨てるのはNG! 子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決

おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

今日は、神奈川県横浜市在住のマスターライフオーガナイザー佐藤美香さん宅をご紹介します。
築6年3階建の戸建てに、小学6年生と3年生の娘さんとご主人の4人暮らしの佐藤さん。来年1月には3人目のお子さんが生まれる予定です。

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2人の娘さんは牛乳パックで小物入れを工作するなど、ものを作ったり、絵を描いたりするのが大好き。佐藤さんは子どもたちの作品を、ただ大切にしまっておくのではなく、展示スペースを決めて飾ることにしています。

子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決

一番大きな展示スペースは、2階のキッチンから3階の子ども部屋に通じる階段の壁。絵や習字、賞状などの中から、子どもたちのお気に入りのものをなんでも飾っていますが、壁に貼るのはここだけと決めています。

子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決

階段左側の壁には、雑誌の切り抜きなどをコラージュした作品が。これは子どもたちが将来の夢を、文字や写真でビジュアル化した「ドリームマップ」。講師の方から、「見えるところに飾っておくと、夢に向かって頑張れる」と言われ、飾っているそうです。

子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決

子ども部屋にも、作品のディスプレイスペースが。沖縄ガラスのかけらを貼り付けた小物入れ、牛乳パックで作ったオブジェ、プラモデルなど、お気に入りの作品が飾られています。

子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決

玄関に置かれた靴箱の上も、子どもたちの作品の展示スペース。カラフルで明るい色彩の作品が玄関を明るく演出し、来客を迎えてくれます。

こんなふうに子どもたちの作品を大切にしている佐藤さんですが、かつてはこっそりと捨てていた時期もあったといいます。

転機となったのは、片づけについて学ぶ中で「作品を勝手に捨てることで、子どもがものに執着するようになる」と聞いたこと。きれいに見えることばかりに気を取られ、もっと大切な“子どもの気持ち”を置き去りにしていた、と衝撃を受けました。その後、すぐに作ったのが、玄関にあるこの靴箱。飾った作品を、遊びにきたママたちに紹介し、褒められてうれしそうにしている子どもたちの姿が、今も心に残っているそうです。

現在は、佐藤さんが決めるのは飾るスペースだけ。何を飾るかは子どもたち自身が選びます。新しいお気に入り作品ができると、どれを残してどれを手放すかを、子どもたち自身が決めるようになりました。以前は「全部捨てない!」と言っていたのが嘘のようです。

「本当は、何もないのほうが好みなんです。インテリア的にどうなのかなとも思います」と佐藤さん。でも、その一方で「飾って!」とうれしそうに作品を持ってくる、子どもたちとの楽しい時間が増えました。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:会田麻実子

ライフオーガナイザー 佐藤美香
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