子どもたちが自分でできる仕組み作りを心がけて ライフオーガナイザーインタビューvol.7(佐藤美香さん/後編)

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あけましておめでとうございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

元日、2日は年始特別編として、ライフオーガナイザー協会のカンファレンスレポートをお届けしました。今日からは通常通り、皆さまの暮らしに時間やゆとりを生み出す片づけ・収納のコツをご紹介してまいります。
2016年も「片づけ収納ドットコム」をどうぞよろしくお願いいたします。

今日お届けするのは、ライフオーガナイザーの仕事についてよく受ける質問にお応えする「ライフオーガナイザーインタビュー」。

前回に引き続き、神奈川県横浜市在住のマスターライフオーガナイザー、佐藤美香さんに「生活力のある子どもに」という佐藤さんの教育方針が、妊娠生活に与えた影響や世のお母さんがたを悩ませる子どもの作品問題について伺いました。

前編はこちら:
仕事を辞めて気がついた、「私って片づけが苦手かも?」 ライフオーガナイザーインタビューvol.7(佐藤美香さん/前編)

インタビュアー・記事/油科真弓
撮影/川俣満博
編集/会田麻実子

ライフオーガナイザーインタビュー佐藤美香さん

―玄関やキッチンの吊り戸棚にはスノコで作った棚もありましたが、以前からDIYは好きだったのですか?

もともと手芸のようなハンドメイドは好きでしたが、のこぎりを使ったりペンキを塗ったりというDIYを始めたのは、6年前にここに引っ越してからですね。子どもがどんどん成長するので、「その都度、家具を新しく買っていたらもったいないな」というのがきっかけだったと思います。

玄関の棚は、前に住んでいた家で使っていたものがたくさん余っていて、何かに使えないかなと思っていました。そんな中で、玄関のデッドスペースに棚を置きたいけれど、既製品ではあわないと考えたときに、「スノコがあるじゃない!」となったんです。

“自分のことは自分でできる”を育む、子どもが手伝いたくなるキッチン

―娘さんたちの絵や工作などの作品を飾っていたのも印象的でした。

片づけを学んでいく中で「子どもは作品を親に褒められたいのだから、しっかり褒めてあげたほうがいい」という話を聞きました。それまでは、子どもに見つからないように紙袋に入れてからこっそり捨てたりしていたので、ものすごく反省したんです。夫に相談して、すぐに玄関に作品を飾るための棚を作りました。

そこから飾るスペースをきちんと決めて、何を飾るか子どもたちに選ばせるようにしました。そうしたら、それ以外の場所に作品があふれてしまうことがなくなったんです。作品が増えて飾るスペースがいっぱいになってきたら、何を残して何を捨てるのか、子どもたちが自分で決めるようにもなりました。

子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決

―片づけや収納の仕組みを作る上でのこだわりはありますか?

時間はかかっても、子どもたちが自分でできるような仕組み作りを心がけています。たとえば、冷蔵庫に火を通せばすぐに作れるものを入れておき、子どもたちにも調理ができるようにしておく感じですね。「勉強はできなくても生活力のある子」が教育方針なんです(笑)

現在、3人目を妊娠中ということもあって、今はそうしてきてよかったと、改めて感じています。私の体調が悪くてキッチンに立てないときも、「あれとこれで雑炊を作って」というと、子どもたちでやってくれるので、すごく助かっています。

子どもにも一目で中身がわかるラベリングで、いつでも簡単お手伝い

―今後、どのような仕事をしたいと考えていますか?

近くに住んでいる社会福祉士の友人が在宅介護をやっているのですが、「在宅で介護を受けている家庭で片づけが問題になることがある」と聞いて、友人と一緒に介護施設などで関係者を対象にした片づけの講座を始めたところです。

ただ、在宅で介護を受けている方の場合、なじみのある社会福祉士以外の人に家に入られるのを嫌う方も多いということで、今後、どのような関わり方ができるのか、考えていきたいと思っています。

人生の転機、変化の波を「片づけ」で乗りこなす

―最後に、片づけや収納に悩んでいる人へのアドバイスをお願いします。

「早くラクになってほしい」という一言に尽きます。今になって残念に思うのは、1人目と2人目が小さかった頃は大変さばかりが先立って、子どもたちと一緒に過ごした記憶がまったくないことなんです。

当時は、フルタイムで仕事をしていたこともありますが、効率的な収納ができていなかったので休日は掃除をするだけで半日もかかっていました。「片づけの仕組みがもっとうまくできていたら、あんなにイライラすることもなかったし、子どもたちと公園にも行けたのに」と思うと、本当にもったいなかったな、と。だから、3人目は今までよりもラクに子育てができるんじゃないかと、生まれてくるのが楽しみです。

片づけに悩んでいる方の中は、「恥ずかしい」とおっしゃる方も多くいらっしゃいますが、私たちプロに頼んで早くラクになって、日々の生活をもっと楽しんいただきたいなと思っています。

過去記事はこちら:
“自分のことは自分でできる”を育む、子どもが手伝いたくなるキッチン
単身赴任、妊娠、そして出産!人生の転機、変化の波を「片づけ」で乗りこなす
子どもも夫も迷わない工夫が満載!食材を無駄にしない冷蔵庫
こっそり捨てるのはNG! 子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決
楽しく飾ってテンションアップ!子ども部屋は“見せる収納”で決まり!

ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:楽しくわかりやすい収納

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