“ソフト”重視のレジデンシャルオーガナイザーに ライフオーガナイザーインタビューvol.9(本間ゆりさん/後編)

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おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

前回に引き続き、一級建築士の資格をお持ちのライフオーガナイザー/レジデンシャルオーガナイザー、本間ゆりさんにお話をお聞きします。

前編はこちら:
・自分が本当にやりたいことを教えてくれた“思考の整理” ライフオーガナイザーインタビューvol.9(本間ゆりさん/前編)

ライフオーガナイズの知識が、仕事や家族に対する本間さんの考え方に、どのような影響を与えたのでしょうか? NHK「おはよう日本」で放送された特集「親の家を片づける そのとき…」で取材協力された、本間さんのご実家の片づけについても伺いました。

インタビュアー・記事/油科真弓
撮影/川俣満博
編集/さいとう きい

ライフオーガナイザーインタビューvol.9(本間ゆりさん/後編)

-建築やインテリアの知識にライフオーガナイザーの知識が加わったことで、変わってきたことはありますか?

やはり“思考の整理”の影響は大きかったように思います。家を建てるときには、どういう家を建てたいのか、優先順位を整理することが大切ですが、大半のお客様にとっては初めてのことですから、どうしたらいいのか考えるのは大変な作業です。

そんなときに、「どういう暮らしが好きですか?」「そこでどんなことをしたいですか?」「どんなものに囲まれていると気持ちがいいですか?」というところからアプローチすることで、お客様ご自身の思考が少しずつ整理されていくのを感じました。その結果、お客様が本当に望んでいた家をつくることができるんです。

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-以前は違っていましたか?

違っていたと思います。「何部屋くらいほしいですか?」「どれくらいの広さがいいですか?」「キッチンは対面とクローズド、どちらがいいですか?」といった、“ハード”のことばかりを聞いていたような気がします。今は、目に見えない気持ちや感情といった“ソフト”を、より重視するようになった感じです。

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-ライフオーガナイザーになり、実家の片づけもしたそうですね。

弟夫婦が実家の敷地内に家を建てることになり、母屋の一部を壊すことになったんです。そこはみんなが物置のように使っていた場所で、いろいろなものがたくさん置かれていました。

業者に頼めば1日か2日で終わるような作業ではあったのですが、母がモノを大事にする人で、「亡くなったおじいちゃんとおばあちゃんのモノは、いいモノだから捨てられない」「全部私が見る」と言い出して(笑)。それで、私がわずかばかりのバイト代をもらい、仕事として実家を片づけることになりました。

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-ライフオーガナイザーの知識は役立ちましたか?

役立ちました。というか、ライフオーガナイザーになっていなかったら、きっと母と大ゲンカになって、最後までやり通せなかったと思います。

-具体的に何が違っていたのですか?

母にとってのやりやすさと私にとってやりやすさが、面白いくらいに違うんです(笑)。以前なら「モノが少ないほうが楽」「このほうが絶対に使いやすい」「こんなものは要らないから捨てたほうがいい」と、私の価値観でやりやすさを押しつけていたと思います。

けれどライフオーガナイザーになって、やり方を押しつけないことの大切さを知っていたので、「ああ、母にはこれが大事なんだな」と客観的に見ることができました。母のペースに合わせたため時間はかかりましたが、おかげで母にとって満足のいく方法で片づけることができました。母からも「助かった」と感謝されました。

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-最後に、将来の夢を教えてください。

引っ越しにせよ新築にせよ、入居してから家具の配置や収納を考えるのは大変な作業です。レジデンシャルオーガナイザーとして、「この収納スペースに棚を造作すれば使い勝手がよくなる」「ここに家具を配置すればものの出し入れが楽になる」といった収納計画や動線計画を提案し、入居後スムーズに快適な暮らしがスタートできるよう、お手伝いできればと思っています。

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レジデンシャルオーガナイザー 本間ゆり
HP:暮らしデザイン

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