季節の変わり目は衣類の見直しのチャンス! 捨てられない部屋着も片づく「小さな見直し」ルール

おはようございます。
ライフオーガナイザーの十熊美幸です。

「いつかしたい」と思っていても「面倒そう…」が先に立ち、なかなか手をつけられないのが衣類の整理。衣替えシーズンに、一気に片づける方も多いのではないでしょうか。

わが家では、4月と10月の衣替えのタイミングで、オンシーズンになる衣類の「大きな見直し」とオフシーズンになる衣類の「小さな見直し」をしています。

・4月は夏服の大きな見直しと、冬服の小さな見直し
・10月は冬服の大きな見直しと、夏服の小さな見直し

というように、1年に2度、小分類大分類で衣類の見直しを行うというルールです。

衣類の整理がいちばん苦手だった私は、一気にやる片づけで何度も失敗した経験があります。小分けの見直しに修正したことで、ムリなくラクに整理が進み、現在も理想のシンプルクローゼットを目指して進行中。

そこで今回は、簡単にできる「小さな見直し」のコツをご紹介します。

■「外で着る」ことを意識して「見える収納」に

衣替えのときの面倒な服の入れ替え作業を省くため、わが家のクローゼットは通年用(夫婦別々)と冬服用(夫婦兼用)で分けて使っています。

通年用のクローゼットには、1年を通して着る外出着(オシャレ着+ふだん着)やスーツ・ジャケットを収納。

季節の変わり目は衣類の見直しのチャンス! 捨てられない部屋着も片づく「小さな見直し」ルール

見えている服ばかり着るクセを利用して(笑)、去年着なかった服、今年チャレンジしたい服は、引出し収納から見えるハンガー収納に移動。特に、少しくたびれ始めていて、外出着としては今年いっぱいが賞味期限かな、と思う服は意識的にハンガーに吊るすようにしています。

■服を手放すときの基準を決める

季節の変わり目は衣類の見直しのチャンス! 捨てられない部屋着も片づく「小さな見直し」ルール

小さな見直しでは、「来年も外出着として着られるかどうか」が判断のポイント。

くたびれ感や色あせ、変色。背中や裾の部分など、ふだん自分の目が行き届かないところに小さな穴やシミはないか。
と、外出着から外す理由を自分なりに決めておくと、納得して処分できるゴールにつながっていきます。

■外出着と部屋着は分けて収納

外出着から部屋着へ格下げしたものは、洗面脱衣室の「部屋着・下着入れ専用」に移動。ここには、夫婦2人分の夏・冬両方の部屋着と下着を入れています。

季節の変わり目は衣類の見直しのチャンス! 捨てられない部屋着も片づく「小さな見直し」ルール

私の場合、外出着と部屋着の場所を別にしたことで、服の目的や用途の区別がよりクリアになり、管理も処分もとてもラクに。
おかげで、服の持ち方、買い方の意識まで大きく変わりました。

■たまりがちな部屋着は、ひとつ入ったらひとつ出す

季節の変わり目は衣類の見直しのチャンス! 捨てられない部屋着も片づく「小さな見直し」ルール

替えどき・捨てどきのタイミングが難しい部屋着や下着類は、油断するとどんどんたまっていきがち。このスペースは8割収納を心がけ、入ってきた分、外へ出すようにしています。

以前書いた、くたびれたタオルの見直しと賞味期限の中でも、下着の見直しについてふれています。そのときの記事はコチラ。
「長く使ううちにくたびれたタオル…。新旧交代の替え時を決めていますか?」

■それでも捨てられない部屋着の踏ん切りのつけ方

裁縫が大好きで「いつかリユースやリメイクに使えるかも」と大事に取りおきしがちだったのが、衣類の整理が苦手ないちばんの理由(苦笑)。

季節の変わり目は衣類の見直しのチャンス! 捨てられない部屋着も片づく「小さな見直し」ルール

服のままのカタチで取っておくと、クタクタボロボロになって消費期限をこえていても、なかなか処分できません(苦笑)。

そんなときは、思い切ってハサミを入れ、雑巾として有効活用! ここまで来てようやく潔く処分できるのです。この「ハサミを入れる!」という私なりの踏ん切りのつけ方、シニアの講座では大きな共感を得ます。もったいない世代ですね。

「もったいないな」と思えるものも、段階をふんだり、カタチを変えたりと、自分で納得できるストーリーを作れば、処分しても後悔しないはず。衣類の整理が難しいと感じる方は、見直しを小分けにして、ゆっくり丁寧に少しずつ作業をするという方法もあります。参考になさってくださいね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 十熊美幸
ブログ:居心地のいい「暮らし家」デザイン~ekuracieいい暮らしへ~

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