【実録】夫婦の片づけ これに困った!「お互い譲らない」はどう解決する?

おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築真未です。

夫婦の片づけにありがちなトラブルの解決法を紹介する【実録】シリーズ、前回は、「出さない、減らさない」をレポートしました。
【実録】夫婦の片づけ これに困った!夫の「出さない、減らさない」

机と本棚に整理しきれない書類が積み上がった夫の書斎を片づけることになり、前回は、新たに購入することになった机とハンガーラックのサイズがだいたい決まったところまでをお伝えしました。

【実録】夫婦の片づけ これに困った!「お互い譲らない」はどう解決する?

次はレイアウトを決める、という段階になったところで、2回目の、そして最大の波乱が起こります(笑)。

■これに困った!「お互い譲らない!」

今回の片づけで、夫の希望は“集中しやすいレイアウトに変える”こと。「集中できる」と選んだ机の置き場所は、なんと全面クローゼットになっている壁の目の前。クローゼットの半分、1.5個分を完全にふさぐ案でした。

【実録】夫婦の片づけ これに困った!「お互い譲らない」はどう解決する?

妻:「せっかくの収納なのに、半分もふさぐなんてありえない!」
夫:「絶対にこの位置! 隙間もNG、ぴったりつける以外ない!」
妻:「衣替えや荷物を出すたびに重い机をのけないといけないなんて耐えられない!」
夫:「衣替えなんて年に数回! 大変さよりも集中できる環境にさせてくれよ!」
妻の心の声:「・・・。でもその大変な作業、結局やるのは私でしょ!」

夫の理屈はもっとも。頭では分かっているのに、年に数回とはいえ、衣替えや荷物の出し入れの度に重い机を移動させるなんて、どうしても受け入れられませんでした。

■ これで解決! 妻が「結局やるのは私」をやめてみた

「どうしたら夫の案を受け入れられる?」と考えてみると、いちばん引っかかっていたのは、「結局やるのは私」と言う気持ちでした。

「その気持ちをどうやったら手放せる?」
答えがひらめいた瞬間に、気持ちはスッキリ!

こんな提案をしました。
「レイアウトを希望とおりにする代わり、衣替えが必要なときは自分でやってもらえる? あと、洗濯物の管理も」どさくさに紛れて洗濯物の管理も託して交渉成立!

【実録】夫婦の片づけ これに困った!「お互い譲らない」はどう解決する?

■ 結果、夫は「希望が叶って満足」、妻は「ストレスフリー」に

後日、夫は希望どおりのレイアウトが完成して「集中できる!」と大満足。
妻は、衣替えが自分の仕事じゃなくなった瞬間に、あんなに「譲れない」と思っていたレイアウトがまったく気にならなくなりました(笑)。

さらに良かったのが、一緒に任せた洗濯物の管理。

これまでは、毎日、書斎のクローゼットに洗濯物をしまう度に、乱れを整えてから収めるのがストレスでした。夫の管理になるのをきっかけに、必要な衣類を1週間分、数を揃えて、“週1回和室の押入れの中からたたんである洗濯物を持っていけばいい”という仕組みを作りました。

前はあいたハンガー1本持ってくるのも「面倒!」と断られていましたが、今では自分で管理してくれています。

【実録】夫婦の片づけ これに困った!「お互い譲らない」はどう解決する?

この仕組みができた後、「これだったら、私もラクにできるじゃん!」と気づいたことは内緒です。(笑)

家族の希望や提案を「面倒! 受け入れられない!」と感じるのは、「結局やるのは私」と思っているからでした。

だったら、「希望がある人に管理も任せる」
この方法、他にもいろんなシーンで役立ちそうです。

【実録】シリーズ続きはこちら
>>> 【実録】夫婦の片づけ これに困った! 夫の「聞く耳持たない」の解決法

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ライフオーガナイザー都築真未
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