おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

現在86歳の義母と同居生活の広島のライフオーガナイザー加藤まり子さん。義母が使っていたガラケーが買い替え時期となり、スマホに切り替えることにしました。同時に、無料でタブレットがついてきたそうです。

これを機に、お義母さんにLINEアプリの使い方から教えてみることに。なぜなら、それまでは親戚で作っているLINEグループの話に入れず、寂しい気持ちになることもあったから。

効果のほどは……、なんと、想像以上に、お義母さんの笑顔が増える毎日になってきているそう。「シニア世代にスマホは使えるの？」、加藤さんにお義母さんの様子を聞いてみました。

■慣れるまで3カ月！慣れてくればYouTubeもOK

加藤さんのお義母さんが使われているスマホは、ガラケーの「らくらくフォン」から引き続き、ドコモの「らくらくスマートフォン」。

「電話、写真、LINEをひとりで使うことができる」ことを目標にしていましたが、最初は、指でスマホを操作することに四苦八苦。画面が見やすいように、文字を大きくして、少しずつ触る回数を増やしていきました。3カ月ほど経った今、やっと慣れてきた様子。今では、ワンプッシュ電話を使ったり、YouTubeも一人で見られるようになったそうです。

■スマホ・タブレットで大好きな●●●●を見放題！

スマホに替えるまでのお義母さんは、庭で花の手入れをしたり、ガラケーで写真をたくさん撮ったり。通りがかりの花好きな方から声をかけられ、花談義も始まることもあったそう。

そんなお義母さんが一人では不安な様子も見せるようになったのは、足腰が弱くなってきた頃から。昨年、16年も飼っていたシーズー犬が亡くなり、さらに寂しさは募るばかり。その頃、ペットロスもあったのか、「純烈」というグループをテレビで見てファンになります。テレビ欄の歌番組を探しては「純烈」の登場を待つ毎日に。

今のお義母さんの、いちばんの楽しみは、LINEとYouTube。

加藤さんが、YouTubeのお気に入り登録の設定をしたことで、好きな「純烈」の歌や動画がいつでも見られる状態になったそう。とても楽しそうな様子に、家族が「近所迷惑にならないように音量は下げてね」と言ってしまうほど（笑）。LINEは、まだ見るだけで精一杯ですが、気になることがあれば直接電話をかけてるよう。何より、10人のひ孫の写真が送られてくることを楽しみにしているみたいです。お義母さんの嬉しそうな姿を見ると、「もっと早く買い換えを検討すればよかった」と思うそうです。

■「あきらめなくてよかった」家に居ながらできる買い物

まだまだ、自分でメールを打ったり、一人でネットを使って買い物することはできないそうですが、家族が代行してくれるなら、家に居ながらでも買い物できることに気がついたそう。足腰が弱ったり、体調不良であきらめていたペットボトルのような重いものの購入も、ためらうことなく買うことができます。

すると、数種類のジュースを箱買い！「いくら何でも多すぎるだろう」と息子である夫の言葉に、「いらんこと言わんといて」とお義母さん。言われるがままに注文したのは加藤さん（苦笑）。「もう当分買わなくても大丈夫ね」と声をかける加藤さんに、「そうじゃね、当分買わなくていいね」とお義母さん。かける言葉の変換も取り入れながら、ネットでの買い物にも便利に使っているそうです。

「大変！大変！と言いながらも、86歳になっても楽しそうにスマホを触っている義母がカッコよく見えます」と、加藤さん。

シニア世代こそ便利に使える、必需品かもしれないですね。

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ライフオーガナイザー加藤まり子
ブログ： 同居嫁の暮らしやすい家づくり

編集：秋山陽子