夏こそ浴衣!“着倒すコツ”と“美しく着るコツ”

おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。

あちこちのお店で見かける、浴衣。「着てみたいけれど、ハードルが高い」「お手入れの仕方がわからない」という方もいると思います。今日は、東京都中央区在住のライフオーガナイザーかみて理恵子さんに、浴衣についてお話を伺いました。

記事・写真:かみて理恵子
編集:白石規子

夏こそ浴衣!“着倒すコツ”と“美しく着るコツ”

ライフオーガナイザーのかみて理恵子です。

夏を楽しむアイテムのひとつが、“浴衣”。さらりと一枚で着て、高温多湿な夏を涼しげに演出してくれます。着物を着る機会はなくても、お祭りや花火大会など、シーズンに一度は浴衣を着るという方も多いのでは? 今日は、簡単にきれいに、そして、ひと夏に何度も着るためにわたしがしていることをお伝えします。

■浴衣は洋服で言ったら“Gパン”

7月から8月に着る着物は夏着物。“浴衣”は夏着物のカジュアル版です。素肌に一枚さらりと着て、足元は素足。洋服で言ったらGパン感覚ですね。気軽に着られるので、お祭りや花火大会だけでなく、ちょっと友人と会うときなどにも、着るようにしています。

「簡単に着ることができる」とは言っても、浴衣本体のほか、下着や紐、帯や下駄など、必要なアイテムは結構あります。「着物は着ないけど、浴衣だけは着ます!」という場合は、シーズンものだからこそ、浴衣と着付け小物をまとめて収納することをオススメします。場所に余裕があれば、下駄も一緒に。

夏こそ浴衣!“着倒すコツ”と“美しく着るコツ”

わたしは着物や浴衣を何枚も持っているので、浴衣は浴衣、半幅帯は半幅帯でまとめています。

下着は着物を着るときと兼用。白地の浴衣のときだけは透けないようにベージュの下着を着ますが、肌襦袢などが入った下着入れに一緒にまとめています。

浴衣は夏の2カ月しか着ないのですが、別扱いで収納していると、肝心なときにどこにまとめたかわからなくなってしまいます。そのため、着物と同じ流れで着ることができるように、配置・保管しています。

■“自宅洗い”で、ひと夏に何回も着よう

浴衣姿は涼しげに見えるかもしれませんが、結構、汗もかきます。
わたしは、一度着たら、必ず自分で洗うことにしています。

夏こそ浴衣!“着倒すコツ”と“美しく着るコツ”

① 着物を畳んで小さくしておく
② クエン酸を混ぜた水で押し洗い(色落ちを少しでも止めるため)
③ 泡の立たない洗剤(セスキなど)が入った水で押し洗い&すすぎ
④ 液状の洗濯のりをちょっと入れたお水で3回押す
⑤ そのまま水を切り、濡れたまま着物ハンガーへ
⑥ 形を整えて、干す

夏こそ浴衣!“着倒すコツ”と“美しく着るコツ”

ポイントは、手早く行うこと。①~⑥までは、たった5分です。

汚れは汗が中心なので、サッと水洗いするくらいで大丈夫です。のんびりしていると、色落ちする場合も!浴衣はうっすらと洗濯のりが効いているので、アイロンを掛ける必要もありません。着るときにちょっとパリッとしているのが、気持ちも引き締まっていい感じ。夏はすぐに乾きますし、自分で洗えばひと夏に何度も着ることができますよ。

■動画を頼りに帯結び。着付けは“襟元”がポイント

浴衣のときに使う半幅帯は、いろいろな変わり結びができますが、結んでいる途中でわからなくなってしまうことも…。そんなときは、“動画”で確認しながら結んでいます。

帯結びが決まるのはうれしいのですが、もっと気にしているのが、“襟元”。
浴衣の場合、衿がクタッとしてしまったり、折り線がついたりと、結構気になることがあります。

夏こそ浴衣!“着倒すコツ”と“美しく着るコツ”

わたしは、バチ衿の内側をちょっと解いて、衿芯を差し込んでいます。縫ってあるところを解くのは勇気がいりますが、衿芯を入れられるのはここしかないので、「えい、やっ!」という気分。実際にやってみると、立体的に首に沿って、襟周りがきれいになります。小さな工夫で、美しく着ることができるのです。

気負わず、気軽な気持ちで、浴衣を楽しんでみませんか?
わたしも、大好きな浴衣で短い夏を楽しみたいと思います。

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ライフオーガナイザー かみて理恵子
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