ごちゃごちゃしがちな薬の収納。使用頻度で分ければ見つけやすく、使いやすい

おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

片づけ収納ドットコムでは今月、「薬の収納」を特集しています。

これまでご紹介した記事はこちら:
・何がどれだけ必要? どこに置くのがベスト? 夫婦ふたり暮らしの薬箱
・備え付け収納がないリビングの「薬の収納」は、赤ちゃんのハイハイ期前・後でこう変わった!
・小さな子どもがいる家庭の“薬箱”収納。子どもの誤飲を防ぎながら飲みやすい場所とは?
・今すぐできる! 薬が取り出しやすくなる簡単な小ワザとは?

家族構成や年齢、ライフスタイルによって違いが出るのが面白いですよね。わが家は、夫と小学5年生男子の3人家族。薬の収納のポイントは、使用頻度で収納方法や場所を変えていることです。

ごちゃごちゃしがちな薬の収納。使用頻度で分ければ見つけやすく、使いやすい

■使用頻度の高い一軍は、出しやすく探しやすく

一軍の薬は、キッチンカウンター下の引き出しに。ここに入れているのは、
・よく使うもの:絆創膏、消毒液、虫刺され薬、爪切り、体温計、「オロナイン」
・必要なときにすぐ手に取りたいもの:診察券、お薬手帳
など。サッと手に取れるように、必要なものだけをゆったり&一目瞭然に収納しています。

ごちゃごちゃしがちな薬の収納。使用頻度で分ければ見つけやすく、使いやすい

ちなみに、この引き出しの中に文房具も入っているのは、家族によく「あれどこ?」「これどこ?」と聞かれるものや、行方不明になりがちなもの集めた引き出しだから。ちょっと不思議な引き出しに思えるかもしれませんが、わたしにとってはこれ以上なくラクをさせてくれる大切な引き出しです。
>>>「あれどこ?これどこ?」が激減!家族のためのカウンター下収納

■使用頻度の低い二軍は、取り出しにくくてもOK

ふだんほとんど使う機会のない二軍の薬は、琺瑯のボックスに入れてキッチン最奥の収納棚に。この棚は、扉の前面に資源ごみ用のネットバッグがかかっている&床に置いたカゴがあるため、扉を全開にしようとすると何かとストレスを感じがちです。けれど、ほとんど使わないものなら、多少面倒な収納でも機会が少ないので気になりません。

ごちゃごちゃしがちな薬の収納。使用頻度で分ければ見つけやすく、使いやすい

ボックス内の薬は、販売時のパッケージのまま収納しています。薬をパッケージから出して美しく収納してみたこともあったのですが、使用期限がパッケージにのみ記載されている薬も多く、見た目の美しさと反比例して、なんとなく不安を感じるように。あまり使わない薬だからこそ、使用期限が気になるのだと気づき、見た目の美しさはなくても、安心感のある今の方法に至りました。

■発熱用シートは冷蔵庫で冷やして、さらにひんやり

発熱時に使う「熱さまシート」は冷蔵庫のドアポケットに。常温での保管で問題ないものですが、製造元のホームページで「冷蔵庫で冷やしてお使いになると、より一層の冷却効果が得られます」と書いてあるのを見かけて以来、冷蔵庫を定位置にしています。

ごちゃごちゃしがちな薬の収納。使用頻度で分ければ見つけやすく、使いやすい

【参考】
熱さまシートに関するQ&A「どのように保管しますか?」|小林製薬ホームページ

ちなみに処方薬は基本的に出しっぱなしです:
>>>忘れちゃいけない処方薬VS忘れっぽい私 使いやすくて見た目もいい収納法は?

「薬や衛生用品は、薬箱にまとめておくもの。それが当たり前」と思っていませんか? けれど、「当たり前」が正解とは限りません。自分や家族が、ストレスなく使えるやり方を見つけていきたいですよね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。

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