放り込むだけ!の収納に「ワクワク感」や「的」をプラス ラクに維持できる収納の工夫とは?

おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

わが家の現在高校1年生の娘は、使ったものを元の収納場所に戻すことが苦手なタイプ。特に、洗面台で使うヘアゴム、ヘアピン、くしなどは、小学生の頃から「戻すための工夫」が必要でした。今日は、洗面台にある「娘専用の引き出し」で、これまでやってきた工夫についてご紹介します。

以前の記事:
>>◯◯を使うだけで、ヘアピン投げっぱなし&散らかりが解消
>>ヘアアイロンの収納場所探しは、「何が気になる?」の問題クリアで解決

■使いやすい場所に収納するだけでは元に戻せない

わが家の洗面台の左下にある引き出しは、洗面台の中でもいちばん使いやすい場所。ここは、娘が小学生の頃から「娘専用の引き出し」として使っています。理由は、洗面台に放りっぱなしになる、くしやヘアゴムを元の場所に戻して欲しいから。

放り込むだけ!の収納に「ワクワク感」や「的」をプラス ラクに維持できる収納の工夫とは?

当初は、「いちばん使いやすい場所で、放り込むだけの収納ならできるだろう」、そんな期待をして「娘専用引き出し」にしたのですが、これがまったくやる気なし(苦笑)。「どうしたら収める気になる?」と、娘と話をしていくうちに、使いやすい場所だけではなく「ワクワク感」が必要だとわかりました。

■開けたときの「ワクワク感」が戻せるポイント

「ワクワク感を出すにはどうしたらいいのだろう?」と思いついたのが、「色」効果。当時娘が好きだった「ピンク色」で、仕切りを作ってみました。厚紙にフェルトをくっつけただけの仕切りですが、引き出しを開けると、大好きなピンクが目に入ってきます。

すると、ワクワク気分で、気分よく元に戻すようになったのです。

その後、中学になると、ピンクよりも水色の方が気分アップ。色を変えたことにで「ワクワク感」が保たれ、乱れることなく元に戻せているようでした。

放り込むだけ!の収納に「ワクワク感」や「的」をプラス ラクに維持できる収納の工夫とは?

ところが、高校生になってから再び、朝の時間に「ヘアゴムがない」と探し物をする姿をよく見かけるようになったのです。探しているのは引き出しの中。どうやら、朝急いで放り込むことが原因のようでした。

■開けたときに目に入る「的」が、元に戻せるきっかけに

これまでも、「収める」といっても「放り込む」だけの収納。好きな色のワクワク効果で、大きく乱れることなく収めることができていたのですが、持つアイテムが増えてきたこと、朝の時間の使い方が変わってきたことで、今までできていたこともできなくなってきた様子。

くしを投げ入れるところから乱れ始め、ゴムを探すうちに、引き出しの中はカオス状態になっていきます。

娘に「毎日使うものだけは手前に入れておけばいいじゃん」と、私なりにアドバイスをすると、娘からは、私が予想もしなかった答えが返ってきました。

「放り込むにも、“的”が必要なんよ」。

そう、「開けた瞬間に反応できる“的”があれば、決めた場所に戻せる」と言うのです。なるほど、“的”ですか……(笑)。大きく頷く私に、「母さん、違う色のフェルトある?」と聞いてきました。どうやら「違う色」を“的”として使おうと思ったようです。

放り込むだけ!の収納に「ワクワク感」や「的」をプラス ラクに維持できる収納の工夫とは?

今は、ビジュアル「ワクワク」よりも「戻しやすさ」が優先になった娘。引き出しの手前の部分だけ、濃い青色に変えていました。

開けた瞬間目に入ってくる青色に反射的に反応。放り込みやすくなった引き出し収納は、考えなくても元に戻せるようになったようです。

放り込むだけ!の収納に「ワクワク感」や「的」をプラス ラクに維持できる収納の工夫とは?

“的”効果は絶大でした!!娘に合ったやり方だったようです。
そこから、「もっと使いやすくできるかも」と、娘なりの「分け方」を考えるようになり、丁寧に扱うようにもなったのです。

思えば、私自身も冷蔵庫の整理に“的”を作っていました。
>>もう捨てない!!野菜を使い切ることができた4つの収納方法

言い方が違うだけで、やりやすい方法は似ている親子(笑)。それにしても“的”とは、うまく表現したものだと、わが家では「的収納」なんて呼び名をつけています。

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ライフオーガナイザー 秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing

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