片づけても元に戻ってしまう……納戸を使いやすくするには?【教えて!ライフオーガナイザー(9)】


おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

「教えて!ライフオーガナイザー」は、編集部に寄せられた「パーソナルなお悩みに対する、パーソナルなアドバイス」を記事として配信する、片づけ収納ドットコム開設2周年の特別企画です。

これまでの掲載記事:
・ダイニング・キッチンをスッキリ見せつつ、お気に入りのものを飾るには?【教えて!ライフオーガナイザー(1)】
・ダイニングのオープン棚をスッキリ&使いやすくするには?【教えて!ライフオーガナイザー(2)】
・モノがいっぱい!どこから手をつけたらいいかわからない!問題の解決策とは?【教えて!ライフオーガナイザー(3)】
・L型のキッチンの収納を使いやすくするには?【教えて!ライフオーガナイザー(4)】
・リビングに子どものモノがどんどん増えていく…。すっきり落ち着く空間にするには?【教えて!ライフオーガナイザー(5)】
・キッチンの調理スペースを拡げて、さらに見た目もスッキリさせるには?【教えて!ライフオーガナイザー(6)】
・「自分でできる!」がかなう子どもの洋服収納とは?【教えて!ライフオーガナイザー(7)】
・3人姉妹のおもちゃ収納に悩んでいます…何かいい対策はありませんか?【教えて!ライフオーガナイザー(8)

最終回となる9回目は、納戸の収納についてのお悩みです。お悩みをお寄せくださったy.yさんは、ご主人と8歳、6歳、4歳の男の子との5人暮らしです。
「半日かけて整頓しても、数日後には元に戻ってしまいます。すぐに手前に物を置いてしまい、乱雑になってしまいがち……。物が、どんどん積み重なっていくと、やる気もなくなってしまいます」と、y.yさん。納戸はリビングに隣接した便利な場所にあります。現在の様子はこちら。

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■3つの散らかりやすい要因

「納戸は広いから何でも収めることができる」「置き場所に困ったら納戸へ」……。
納戸は、収納力があるからこそ、「どんな目的で使いたいのか」を決めておかないと、いつの間にか「散らかりやすい」「開かずの間」になりやすい場所でもあります。

y.yさんは、納戸を主にリビングで使うものの収納として使っています。カラーボックスをうまく使って収納スペースを作り、置き場所も決めておられましたが、散らかる要因は、次の3つにあるようです。

①決めた置き場所の収納(空間)から、ものが溢れてしまうこと
②置き場所が決まっていないものがあること
③y.yさんに合った収納方法ではないこと

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納戸のような広い収納は、「納戸の役割の確認」「スペースの用途分けとゾーン配置」「ものを分類して収納」と ステップを踏むことで、リバウンドしない「収納の土台」を作ることができます。

そこで、y.yさん!!
時間をとりますが、1度「収納の土台を作ること」をご提案します。今回は、その土台作りのステップをご紹介しますね。

■理想とする納戸をつくるための5つのステップ

「収める場所が決まっていても、箱を開けるのが面倒で、そのまま箱の上に置いてしまいます」「理想は、天板の上に何もない状態」「入ってすぐにしたいことに取りかかることができ、家族みんなが、お母さんに聞かなくてもわかる収納部屋にしたいです」と、y.yさん。

理想の納戸をつくるまでのステップをあげると、

STEP1 (もう一度)納戸の役割を決める(確認する)
STEP2  ものを分ける
STEP3  納戸部屋を用途別にスペース分けをする
STEP4  ものの定位置を決める
STEP5  y.yさんや家族に合った収納方法にする

▶STEP1 〜納戸の役割を決める〜

多種多様なものの置き場所になる場合は、最初に、どんな使い方をしたいのか、方針を立てます。

y.yさんのお話を伺うと、3つの目的を教えてくれました。
①リビングで使うものの収納
②ボタンつけやアイロン作業
③たまに使うものの収納/保管

この3つの目的に沿うものを選んで収納していきます。

▶STEP2 〜ものを分ける〜

「そのためにはどんなものを置いておきたいのか」、ものを選ぶ作業です。納戸からものを全部出して分けていきます。たとえば、STEP1の目的別から分け方を考えると、最初に5つに分けることができそうでした。

①滅多に使わないけど、必要なときにはすぐに取り出せるようにしておきたい。使用頻度が1年に数回未満のもの:空箱、思い出のもの、布地、季節の小物、本、アルバムなど
②週に2〜3回以上使うもの:美容器、工具類、貴重品、水着、薬、マスク、下着類
③ストック:食品、日用品など
④この部屋で作業するもの:アイロン・裁縫道具・ミシンなど
①~④に当てはまらないもの

さらに、分けたものを、アイテム別・人別などに分けていきます。時間はかかりますが、ここで一度、分けて分けて分けて……、分類することが、のちの維持しやすい収納につながります。

参考記事:
・小学校卒業後の子ども部屋の片付け〜手順とコツをリアル公開!
・モノがいっぱい!どこから手をつけたらいいかわからない!問題解決!「教えてライフオーガナイザー(3)」
・1時間でできる!自宅オーガナイズ〜実験!ホントのところ、子どもは1時間でどのくらい片づけられる?

▶STEP3 〜納戸部屋を用途別にスペース分けをする〜

ここでは、ホームセンターをイメージしてみて下さい。多種多様なものが売られているホームセンターの商品のレイアウトは、カテゴリーごとに大きく配置(ゾーン)されています。配置を見ると、よく売れる=出し入れの頻度の高いものほど、目に入りやすい入り口近くに置いています。y.y.さんのお宅の納戸も、使いやすさをベースにスペースを分けてみましょう。たとえば、納戸の中を使いやすさをA〜Dに分けてみます。

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STEP2で分けた①〜④のものを、使いやすさで分けたスペースを見ながら、作業・収納場所を大まかに決めます(ゾーニング)。

参考記事:
・大きなリビング収納を使いやすくする秘訣は、ゾーニングと収納用品にあった!
・【ウオークインクローゼット編】奥行きが深くて使いにくい洋服収納を管理できる一括収納”の納戸へ

▶ STEP4 〜ものの定位置を決める〜

ここで、STEP2でしっかり分類して分けたものの定位置を決めます。お店の陳列では、「手に取りやすい場所」「陳列の手前」には、売りたいもの・売れるものが配置されてますよね。収納では、使用頻度が高いものから、使う人に合わせてものの置き場所を決めていきます。

参考記事:
・キッチンの調理スペースを拡げて、さらに見た目もスッキリさせるには?【教えて!ライフオーガナイザー(6)

▶STEP5〜y.yさんや家族に合った収納方法にする

y.yさんに、納戸に限らずこれまでの片づけや収納で「うまくいったこと」をお聞きすると、「プリントを入れてる5段ケースは、学校のプリントの整理に、提出・未処理と分けて整理しやすい仕組みはできている」「イケアのALGOTフレーム/メッシュバスケットに、大まかに分けた収納は、アクション数も少なく使えている」と、教えてくださいました。

逆に、「苦手だったやりかた」は、「蓋を開けるのが面倒で箱の上に置いてしまう」とのこと。どこにあるのかが一目で確認しやすく、蓋を開けるようなアクション数が少ない、片手でできる「引き出しタイプ」は、y.yさんにあっているやり方なのかもしれません。

同じように、家族の得意・苦手な方法がわかると、家族ができる「物の出し入れ」のハードルを下げることができます。

参考資料:
・減らす→試す→買う 3ステップで収納用品を味方にしよう
・ラクにすっきり片づく!3つのクセから考えたパントリーの設置場所

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引き出しの中も、仕切りを作ることで、さらにご家族も取り出しやすくできそうです。

参考記事
・材料費130円で作れる!「プラダン」で収納ボックスの仕切りをカスタマイズ
・子どもの靴収納問題 解決の秘訣は“家族へのヒアリング”とお試し期間
・放り込むだけの収納に「ワクワク感」や「的」をプラス 楽に維持できる収納の工夫とは?

y.yさん!「戻しやすい収納の土台作り」は、一度やれば強い味方になりますので、ぜひ一度、時間をとり、取り組んでみてくださいね。

最終回は、y.yさんからいただいた、納戸の収納のご相談についてお答えしました。y.yさん、この度は「教えて!ライフオーガナイザー」へのご応募ありがとうございました。

全9回にわたり、編集部に寄せられた「パーソナルなお悩みに対する、パーソナルなアドバイス」として配信してきた、片づけ収納ドットコム開設2周年の特別企画「教えて!ライフオーガナイザー」。少しでも、みなさまのお困りごとを解消するヒントになりましたら、編集部一同とても嬉しいです。これからも片づけ収納ドットコムをどうぞよろしくお願いいたします!

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ライフオーガナイザー 秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing