DIYは下準備が7割 無料サービスを活用して“丸見え壁面収納”にお手軽に挑戦!

おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

ダイニングキッチンにLABRICO(ラブリコ)を使って壁面収納を作ろうと決めたものの、さて、どんな順番で進めていこう?そもそも、ラブリコの実物をみたことのなかった私。まずはラブリコのパーツのみをAmazonで購入することにしました。そして、同封されていた取扱説明書を読み、パーツの使い方を確認してから、壁面収納を作るための手順を考えました。

前回の記事:
ドライバーだけでOK!! お手軽DIYパーツで便利な丸見え壁面収納をつくろう!

■簡単なスケッチを元に、取り付け場所を実測

何はともあれ、まずは実測!簡単でいいのでスケッチを描いておくと、数字を書き込んだり、必要な材料の数を整理するのに役立ちます。スケッチが描けたら、さっそくスケールで測っていきます。

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最初に天井の高さを測ったところ、2450㎜でした。ラブリコの取扱説明書によると、設置する2×4材の柱の長さは、設置する場所の天井高より95㎜短くするように、とあります。

天井高 2450㎜ - ラブリコ分 95㎜ = 2×4材の長さ 2355㎜

次は、設置できる壁面収納の幅を確認します。今回は幅2640㎜にすることにしました。

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2640㎜を3等分して柱を立てることにしたので、必要な柱は4本ということがわかりました。
さらに、横に張る板は長い2640㎜が8本。インターホンなどをさける部分は、短くして1760㎜が4本必要になります。

材料
・ 2×4材 2355㎜×4本
・ 横張板(厚み10mm) 2640㎜×9本 1760㎜×4本
・ ラブリコ 4セット

■ホームセンターは、初心者にやさしい無料サービスで選ぶ

必要な材料がわかったところで、次は買い出しに行きます。ここではホームセンター選びが重要。私はDIYをするときは、いつもロイヤルホームセンターに行くことにしています。ここのホームセンターには、DIY初心者に優しい、会員向けの無料サービスが揃っています。

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今回利用した無料サービス
1.会員カードを提示すると、購入した材料のカットが無料。
2.5000円以上購入すると、無料で自宅まで配送

2640㎜の長さの材料を車に乗せるのは、なかなか大変です。無料サービスがあることで、持って帰るというハードルが一つクリアできました。

■仕上がりを左右するのは塗料! 塗料選びにもこだわりを

木の素地を生かすのであれば、塗装せずにこのまま組み立てられますが、今回は塗装をすることにしました。わが家は昭和レトロがウリなので(笑)塗装も光沢があるものより、マットな仕上がりにできるものが良いなと思い、塗料を探しました。見つけたのはミルクペイントという、乳成分からできている塗料です。

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購入する塗料がどれだけ必要かを考えておかないと、塗っている途中で塗料が足りなくなってしまったり、たくさん余ってしまったりしがちです。少々面倒ですが、最初に塗る面積を計算してから購入すると無駄がありません。

2×4材の表面積 (0.038m×2.355m+0.089m×2.355m)×2×4本=約2.4㎡
横貼板の表面積 (2.64m×0.010m)×2×12本=約0.6㎡

2.4㎡+0.6㎡=3.0㎡

細かいところまで考える必要はなく、ざっくり多めに計算しておけば安心です。ミルクペイントの説明書を読むと、1 ℓで5㎡塗ることができるようです。1ℓ×3/5=0.6ℓが必要なので、450mlと200mlのパッケージのものを買うことにしました。一緒にハケも購入して準備万端。

■準備OK、塗る→乾かす→組み立てる

1.塗る
塗装は駐車場などにブルーシートを引いて、周りを汚さないように養生します。ブロックなど台になるものを2つ置き、橋をかけるように板を渡して塗装すると作業がしやすいです。

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2.乾かす
雨に濡れないところにたてかけて乾かします。塗料の種類によっては、2回塗りが推奨されているので、乾いた後に2回目も同じように塗ります。

3.組み立てる
ここからの作業は2人以上で進めると安心です。まずは、2×4材の上下にラブリコのパーツをはめ込みます。一人が柱を支えて、もう一人が突っ張り棒を設置するのと同じ要領でネジを回して上下に突っ張ります。ここまでは工具不要。

4本の柱がまっすぐ立ったことを確認したら、いよいよ電動ドライバーの登場です。まずはスタートの板を取り付ける高さを決めます。床からの高さを測り、柱に鉛筆でマークをつけておくと、板がゆがまず、まっすぐに張ることができます。

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最後の一本は、足元をしっかり固定するために下の方にはりました。全ての横張板を取り付けたところで完成です!

いかがでしょう。ハードルが高いと感じるDIYも、下準備をしっかりしておくことで、できそうな気がしませんか? 唯一の工具、電動ドライバーもホームセンターでレンタルしてくれるところもありますよ。

次回は、でき上がった壁面収納をどのような「仕組み」で使っているかをご紹介します。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

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一級建築士/ライフオーガナイザー 和田さや子
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