「こうあるべき」という片づけの呪縛から解き放たれました ライフオーガナイザーインタビューvol.2(植田洋子さん/前編)


おはようございます。
ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。

ライフオーガナイザーインタビュー第二弾に登場いただくのは、ライフオーガナイザーとの出会いが人生を変えたという、東京都調布市在住マスターライフオーガナイザーの植田洋子さん

2年前にリノベーションしたお住まいには、ライフオーガナイザーとしてのノウハウがいっぱい生かされていますが、以前は「こうあるべき」という片づけの呪縛に囚われていたとのこと。ライフオーガナイザーとして活動する上で、最も大切にしているのは、家族が仲よく暮らせるように、というコンセプト。

そんな植田さんの生き方のビフォー&アフターを、前編・後編の2回にわたってお届けします。

インタビュアー・記事/油科真弓
撮影/川俣満博

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――ライフオーガナイザーのことをどのように知りましたか?

5年ほど前、息子が幼稚園に入る直前に体調を崩し、1カ月くらい寝たきりになってしまったことがあります。それまでは部屋が散らかっていても気にすることはありませんでしたが、気づけば布団のまわりにモノが散乱していて、「うちって片づいてないんだな」と初めて意識するようになったんです。そして、片づけのブログをいろいろと読んでいるうちに、鈴木尚子さんのブログでライフオーガナイザーの存在を知りました。そして、生活をオーガナイズするという考え方がいいなと思って、関心を持つようになったんです。

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――いわゆる普通の片づけと、どこが違うと感じたのですか?

印象的だったのは「捨てるから始めない」というライフオーガナイザーのキャッチコピーでした。当時、本の影響を受けていろいろなものを処分していたのですが、モノをため込むのが好きな夫は「俺は絶対に捨てない」と、私のやり方に否定的でした。でも私は、私のやり方がいいと思っていたから、私のやり方を押しつけて。いつの間にか、片づけをすることで家族の関係が悪くなっていって、ただ捨てるだけではダメなんだと感じていたんです。捨てられない人と一緒に暮らしていくためには、どうしたらいいのかなと思っていたときに、ライフオーガナイザーに出会ったというわけです。

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――それで4年前に資格を取得したわけですが、ライフオーガナイザーになろうと思った理由は何ですか?

最初からプロとして活動するための資格を取得しようと思っていたわけではなく、もっと勉強したいと思い、一級資格認定講座(片づけのプロであるライフオーガナイザーとして活動するために必須となる資格)を受講しました。資格をとってから、これはビジネスでやっていったほうがいいなと思うようになったんです。

――それはなぜですか?

自分自身の経験によるところが大きいですね。ライフオーガナイザーの考え方や手法を勉強する前と後で出産、子育てを経験していますが、上の息子に比べて下の娘のほうが断然ラクだったんです。息子の幼稚園の送迎などもあるので時間的な制約は厳しいはずなんですが、家の中もそれほど散らからなかったですし、気持ちも穏やかでいられました。それはなぜかと考えたら、片づけの仕組みができていたのが大きかったんじゃないかと。そして、そのことをもっとたくさんの人に知ってほしい、伝えたいという気持ちが大きくなっていったからだと思います。

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――生き方までも変わったということですね?

そうですね。私は何でもきっちりしているほうが好きなので、以前は、「こうするべき」「こうあるべき」と考えることが多かったんです。しかも、それを家族にも強要してしまうところがあって。それによって部屋は片づいて美しくなっても、家族の雰囲気は険悪になることもありました。でも「家族であっても価値観は違って当然」というライフオーガナイザーの考え方を学んでからは、見た目の美しさよりも、家族が仲よく暮らせる部屋が私にとっても一番大事と気づき、家族がどこに何があるかを把握でき、使った後すぐに収納場所に戻せるのであれば、どんなやり方をしてもいいんだと考えられるようになったんです。

その仕組みをつくってからは、「こうするべき」と家族に強要することもなくなりました。夫と息子はいろいろとモノを集めたがるタイプで、以前は「また買ってきた」「どこにしまうのよ!」とイライラしていましたが、今は「彼はこれが好きなんだな」と大きな心で受け入れられるようにもなりました。

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後編につづく

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