持ちものリスト不要！時間別・種類別の小分け収納ケースで旅行の準備がカンタンに！

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとうきいです。

今月の片づけ収納ドットコムのテーマは「旅行の準備と片づけ」。

前回ご紹介した下村さんは、「持っていくものをリスト化することで、旅行の準備がラクになった」というタイプでした：
・スーツケースを●●●●すれば、旅行の片づけが驚くほど早くなる!?

けれども、世の中には「リスト化が苦手！」という方もいらっしゃいます。今回お話をお聞きした、静岡県島田市在住のライフオーガナイザー、中野めぐみさんもそのタイプ。どんなアイデアを駆使して、旅行の負担を軽くしているのでしょうか？

記事・写真／中野めぐみ
編集／さいとうきい

■ 旅行の準備をラクにするために「やめたこと」
■ 片づけをラクにするための洗濯物の持ち帰り方

■ 旅行の準備をラクにするために「やめたこと」

こんにちは。
ライフオーガナイザーの中野めぐみです。

実は私は、旅行があまり得意ではありません。正確に言うと、旅行の準備（パッキング）が苦手なのです。そんな私が、少しでもパッキングの負担を軽くするために「やめたこと」が2つあります。

・紙に必要なものをリストアップすること
・必要なものをすべて用意してから収納ケースに仕分けること

私の場合、旅先での状況を思い浮かべながら、必要になりそうなものを文字におこす作業がとにかく苦手。考えれば考えるほど何も思い浮かびません。おまけに、たくさんのものを一カ所に集めてパッキングしようとすると、目から入ってくる情報が多すぎて、パニックを起こしてしまいます。これを踏まえて、

1) 使用する時間別・種類別に収納ケースを決める
2) 用意した収納ケースに、必要なものを詰めていく

という流れでパッキングすることにしたら、驚くほど準備がラクになりました！　こちらは以前、家族4人で2泊3日の旅行に出かけたときのスーツケースの中身です。

たとえば、ふたりの息子（小学生と幼稚園児）の着替えは、まず「1日目の夜」「2日目の朝」「2日目の夜」…と、使用する時間別に収納ケースを用意。それから、収納ケースのひとつひとつに必要なものを詰めていきます。

これなら、壮大な!?旅行の準備も小分けにして進められるから、パニックになることはありません。おまけに、そのとき一緒に使うものがすでにセットになっているので、旅先で必要なものが取り出しやすいというメリットも！

収納ケースとして使っているのは、シワになっても大丈夫なもの（入浴後のお着替えセット）なら、100均の衣類圧縮袋（画像左）。シワが気になるもの（起床後に着替える外出着）なら、コンパクトにまとめられる100均の洗濯ネット（画像右）。大人の外出着には「無印良品」の「たためる仕分けケース」を愛用しています。

■ 片づけをラクにするための洗濯物の持ち帰り方

旅行で疲れて帰ったあと、できるだけ手早く片づけをすませるため、洗濯物は「洗濯方法」別に分類して持ち帰っています。

そのままポイッと洗濯機に入れられるよう、洗濯ネットには肌着類を。「たためる仕分けケース」には、オシャレ着洗い用の衣類を。圧縮袋には、汚れやニオイの気になるものを「そのまま洗濯するもの」と「洗濯ネットに入れるもの」にわけて収めます。こうしておけば、帰宅後、何も考えずに洗濯機を回せるので、動きたくないという怠け心に打ち勝つことができます（笑）。