おはようございます。
ライフオーガナイザーの国分典子です。
悲しいかな。最近、何度も同じことを聞くことが増えたアラフィフの私。自覚がない分、たちが悪いなと自覚しています。
わが家の子どもたちは21才と18才。
私にとってはあまり喜ばしくない、「合宿代△▲円を〇●までにお願いします」
「明日はいつもより早く出ます。〇時までにお弁当よろしく」
など、お金や早起きのリクエストが多いお年頃。
えっ? いつまでにお金がいるの? 何時起き? 聞いてないよ! 何回も伝えた!と小競り合いになるケースも、少なからずありました。
そこで、今回は何としてでも自分たちのリクエストを母に忘れてほしくない子たちVS子どもたちのリクエストを忘れっぽい母の「伝えた・聞いてない問題」を平和的に解決している、わが家の仕組みをご紹介します。
■文字は気持ちを表す? 文通効果でこころが通い合う
「伝えた」「聞いてない」問題を防ぐポイントは、“証拠を残す”ことがいちばん手っ取り早い策。
喜ばしくないリクエストも紙に書いてあれば、口頭でやりとりをするよりも確実です。私の「書いてあると読みたくなる脳タイプ」のせいかもしれませんが、感情的にならない傾向があるように思います。その上、子どもたちからの「お願いします」の文字から、柔らかい声が聞こえてくるように感じるのです(幻聴ではないことを願います!)。
昔なつかしい文通のような、想像力を働かせるのでしょうか。たった一枚の紙が、親子間の円滑な情報伝達のクッション材の役割を担っているのでは、と思っています。
■蛍光色のポストイットで見つけやすさ最優先
書いておく紙は、蛍光色の派手派手カラーのポストイットがおすすめ。ここは見つけやすさを最優先。すぐ手に取れる場所にスタンバイしておき、書く側への配慮も忘れないことも大切です。
派手な色だと、私は貼ってあることが見つけやすく、子どもたちは部屋が暗くても見つけやすいことがメリット。「メモがないー!」と、迷い探すこともないようです。
どうしても母にリクエストを伝えたい子どもたち。書く手間は惜しみません(忘れられると大変ですからね!)。一方私は、ポストイットの文字を見て、絶対忘れないようにしよう!と気持ちが引き締まります。
■私が苦手な蛍光色 ふだんは目に触れない場所に隠して収納
しかーーし、派手派手な蛍光色は私の苦手な分野!目に入るたびに感じるプチストレスは、逆に、家族を巻き込む不機嫌の元凶になりかねません。そこで普段は、私の目に触れないように、布で隠して見えないようにひと工夫。
子どもたちがポストイットにたどり着くまでは、布をめくってたった1秒!これならお互いストレスを感じず維持ができます。
こうして、お互いが気持ちよく・確実に情報を共有して理解できるシステムが完成。もともと忘れっぽい私の体質から生まれたシステムですが、おかげで、子どもが私にムカついて「オリャー!おかん!」と言われることなく、わが家には平和な時間が流れています。
子どもたちが大きくなると、生活時間や生活環境は変わり、自分たちの世界がどんどん広がっていきます。これまで必要だった母の役割は減り、手をかけるよりもそっと見守り、自立へと導く段階に変化をしていきます。
そんな過程の中で、親も子もそれぞれのライフスタイルを大事にしつつ、より良い関係を維持するためには、ささいな日常生活にも工夫は必須。
小さな工夫は、小さなストレスを生み出す隙を与えません。
ぜひ暮らしのシステム化で、平和な毎日をお過ごしくださいね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー国分典子
ブログ:ライフオーガナイザー・メンタルオーガナイザー国分典子が伝えるココロが軽くなる整理術