おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉本とも子です。
2016年6月27日、以下の発表がありました。
『鯖江市とYahoo! JAPAN、リユース協定を締結』
福井県鯖江市とヤフー株式会社は、鯖江市における環境保全活動支援・地域活性化に関するリユース協定書に調印しました。
※Yahoo! JAPANコーポレートサイトより
日本ライフオーガナイザー協会では、ヤフオク!と株式会社オークファンの協力を得て、リユースの知識や技術を持ち、捨てない片づけを促進するスペシャリスト、リユースマスター®を育成しています。
2020年4月1日追記:リユースマスター資格認定講座は、リユースオーガナイザー資格認定講座へリニューアルしました
そんなご縁から、2016年8月9日、福井県鯖江市の環境教育センター「エコネットさばえ」にて、リユーファンディング促進のためのセミナー『捨てるからはじめない片づけ術』の開催にご協力しました。
■“使わないモノ=ゴミ”じゃない
片づけをするとき、こんなやりとりをしたことはありませんか?
「これ使う?」『使わない』
「じゃあ、捨ててもいいよね」『もったいないからとりあえず置いといて』
「えっ、じゃあ片づかないじゃない!」『だから、後で考えるから』
せっかく片づけを始めたのに、これではモノが減らないじゃない!(怒)とその場の空気が険悪になること、多いですよね。「もったいないから捨てない」という言葉の裏側には、「これはゴミじゃない」という気持ちがあるようです。
ゴミというのは“利用価値のない、こまごました汚いもの”(国語辞典から抜粋)を意味する言葉で、“使われないで眠っているものやまだ使えるけれど自分ではもう使わないものは、決してゴミではない”のです。
■『サバオク』でリユーファンディング
ゴミにしないで、誰かの役に立つように手放す方法、『リユース』を、町をあげて実施しているのが、めがねの街“福井県鯖江市(さばえし)”です。
題して、リユース作戦「サバオク」
「サバオク」とは、Yahoo! JAPANが運営する「ヤフオク!」で市民のみなさんが持ち寄ったものを販売し、地域のこどもたちへの環境教育を支援する取り組みの資金などに活用するという活動です。また、鯖江市もリユース作戦「サバオク」に参加しています。
ものを手放して、子どもたちの学習を地域、市民みんなで応援する取り組みって、未来に投資しているようで素敵だと思いませんか?
ぜひ、他の自治体にも広がっていってほしいと思います。
この取り組みは2016年9月6日、「ヤフオク!」内の「サバオクサイト」でスタートしています。ぜひ、のぞいてみてくださいね。
・サバオク
http://topic.reu.auctions.yahoo.co.jp/projects/201609/sabaoku/
※リユーファンディング(reU funding)とは
インターネットを通じて不特定多数の人から、大切にしてきたモノやまだ使えるモノの売り買いによるお金を集め、プロジェクトの実現を応援する新しいクラウドファンディングサービスです。また、誰かの夢を応援しながら、モノや資源が循環する社会をつくっていきます(reU funding HPより)
■できないことは、リユースマスター®がお手伝いします!
今回のセミナーでは「サバオク」に参加いただくための予備知識として、片づけのポイントである「全部出す」→「分ける」→「選ぶ」を学んでいただくためにカードワーク形式で実践。この日のために作成したオリジナルカードには、片づけのプロとしての“現場あるある”を反映してみました。
講座後、「帰ったらさっそく、片づけながらリユースできるものを見つけてみるわ」と笑顔で声をかけて下さるかたも。
「リユースってよくわからない、自分では難しい」と思う方は、当協会が認定するリユースマスター®にお声かけくださいね。片づけからオークション出品までサポートさせていただきます。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー/リユースマスター 吉本とも子
Facebookページ:STILE PRESENCE
ブログ:STILE PRESENCE ~ものを入れるだけの家具を買わない家づくり〜
■当日参加していた北陸のリユースマスター®インストラクター
ライフオーガナイザー/リユースマスターインストラクター 石坪直美
ブログ:暮らしをととのえる、オーダーメイドのお片づけ
ライフオーガナイザー/リユースマスターインストラクター 大峯静佳
ブログ:LIBERTY ORGANIZING
画像:1 会田麻実子 / 2,3,4,5 ヤフオク!提供
編集:白石規子