おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
2016年も残り3カ月。書店や文具店では、来年用の手帳やカレンダーが店頭に並び始め、それらを選ぶ人たちで売り場が少しずつ賑やかになってきました。
10月の特集は、「手帳の選び方・使い方」。ライフオーガナイザーは、空間だけでなく、時間整理のプロでもあります。ライフオーガナイザーたちは、どんな手帳を選び、どう使っているのでしょうか。私も楽しみ! 今回は、そんな私の手帳遍歴をお伝えします。
■実は手帳ジプシーだった!・・・ ウィークリーは白紙ばかり
もともと文具好きな私。手帳も大好きで、雑誌の手帳特集を毎年楽しみにしているタイプです。これまで使った手帳は、バーチカル、レフト式、ホリゾンタル、見開き2週間とさまざま。そんな遍歴をたどることになったのは、どの手帳でもウィークリーを使いこなせなかったから。けれども、試せば試すほど、ウィークリーを使いこなせない「残念な自分」を再確認することに……。大好きな手帳を開いてもため息ばかりの日々でした。
■マンスリーで十分!さよならウィークリー
「こうなったらウィークリーのない手帳を使ってやる!」。半ば投げやりな気持ちで手帳選びをしている中で見つけたのが「ガントチャートダイアリー」でした。マンスリーのみの手帳はいくつもありましたが、決め手になったのは、こんなことでした。
・シンプル(マンスリー2種・年間プラン・路線図のみ)
・A5サイズ(たくさん書き込むから大きめがいい)
・紙質、罫線、フォントが好き(実はここがいちばん大事?)
手帳の名前にもあるとおり、マンスリーのうち一つは、ガントチャート(プロジェクト管理などに用いられる、横棒で進捗を把握する表)ですが、私はその月の備忘録を書く程度にしか使っていません。使っているのは、上の写真のブロック型のマンスリーのみです。「ガントチャートダイアリー」なのに!(笑)。
■マンスリーだけでも、時間管理はできる!
「スケジュールの全体把握や流れを確認にするにはいいけれど、時間管理には不向き」。マンスリーには、そんなイメージがありますよね。「ガントチャートダイアリー」のマンスリーは、1日が6行に分かれています。そこで私は、上の写真のように各行におおまかに時間帯をあてはめることで、時間管理もマンスリーで済ませています。
私の場合、予定は2〜3時間の幅で入るので、この方法で事足りています。時間帯はおおまかに決めているだけなので、予定の入り方や私の気分次第で、明らかに午後の時間帯でも異なる時間帯に記載することも。
■毎日使うものだから、気分の上がるものと一緒に!
手帳を使うにあたって、外せない周辺アイテムは3つ。「好き」を優先して使っている万年筆。未確定の予定を書いて貼っておくための付箋。手帳の角にミシン目を入れるためのパンチ。パンチでつけたミシン目は、月が変わるごとに切り取り、「今月のページ」をさっと開けるようにしています。
「大好きな手帳を使いこなしたい」と、手帳に自分をあわせようとしていた私。
無理をやめ、自分にあった手帳を選んだことで、大好きな手帳を目の前に出ていた「残念な自分」へのため息とお別れできました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。