おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
片づけ収納ドットコム2月のテーマは「マフラー・手袋の収納」について。わが家には、毎日マフラーや手袋を使う中学生・高校生の子どもが2人いますが、学校から帰ると、その辺りに放りっぱなし。声をかけても「とりあえず置いてるだけじゃん」「あとでまとめてしまうから」と言うばかり。その姿を見るたびに、イライラしてしまいます。
そこで考えた、ラクにできる小さなルール。このルールが進化し、今では、家族が気持ちよく過ごせる片づく仕組みへと変わりました。今日は、そんなわが家のルールについてご紹介します。
■「とりあえず」を進化させる
わが家のマフラーや手袋の置き場所は玄関の収納棚。外に持ち出して使うものは、ここに一括して収納しています。
ところが、マフラーを収める場所があっても「すぐにしまう」ができない子どもたち。収める場所が難しいのかと思えば、どうやら、「明日使うからいいじゃん」が本音。こうなると、「元に戻す」理由は、私にぐちぐち言われないためになってしまいます。
これでは、本末転倒。よく考えてみると、子どもたちの言い分も理解できます。でも、「とりあえず」置きが始まると、部屋が雑然とする一歩にもなりかねません。そこで、「とりあえず」に、ワンアクションを加える提案をしてみました。
■進化のルールは、「~だけ」を1つ加えるだけ
できたルールは、その場ですぐに簡単にできること。加えるワンアクションは、「揃える」「かける」だけ。
マフラーはリビングに置いてあるラックに引っかけるだけ。
手袋は、カバンの上に揃えて置くだけ。乾かしたいときは、ラックの下のバーへ引っかけます。
こうするだけでも、雑然として見えた部屋も、許容範囲に(笑)。この「~だけ」ワンアクションなら、子どもたちもすんなりOK。お互いの歩み寄りで、私のイライラもなくなりました。
■進化が進めば「片づく仕組み」まで発展
実は、「かける」「揃える」がプラスされただけでも、本来の収納場所に戻しやすいことを体感。あくまでもラックは「一時置き」。使わないときは、本来の収納場所に戻します。リビングに置いてあるラックの様子は、こんな感じで変わっていきます。
1.朝、子どもたちが学校に行けば、ラックにはハンガーだけ。
2.家に帰ると、私が着ていたコート・マフラー、2階に干していた洗濯物が一時置きされます。
3.子どもたちが帰ると、さらに、制服・マフラーが加わります。
3.お風呂に入るついでに、明日使わないものは、各自が収めます。
翌朝残っているものは、制服など、その日に使うものだけです。これが、いつの間にかできた、わが家の「片づく仕組み」。
以前ご紹介した記事では、このラックを使って、「洗濯ものが片づきやすい仕組み」をご紹介しています。
・リビングのハンガーラックを使って、洗濯後の収納は家族みんなでラクな道
すぐに収めることばかり考えていたあの頃の私、きっとあの頃より笑顔は増えているはず(笑)。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing