おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
リビングで使用するもの・保管するものの収納場所・収納方法を変えることで、 片づけやすい空間を手に入れた、大阪府在住のライフオーガナイザー、荒木佳代さん。
・「散らかりやすいリビング」が「片づけやすいリビング」に変身!その方法は?
けれども、リビングで使用しないもの・保管しないものが散らかることがあったといいます。大学生3年生と高校2年生の娘さんたちのカバンや上着です。
■ カバンや上着が散らかっていた頃の様子と、その理由
「これが2年ほど前の状態です。『カバンと上着は、帰ったらすぐ子ども部屋に持って行って』と、いくら言っても効果はありませんでした」という荒木さん。
当時、中学3年生で高校受験を控えていた娘さん(次女)は、学校で授業を受けた後は部活、部活から帰ってきたら、5分でご飯を食べてすぐ塾に行く、というハードスケジュールだったのだとか。大学1年生になった娘さん(長女)も、始まったばかりの部活で毎日ヘトヘト。「疲れて帰ってきたんだから、カバンや上着は後回しにしたい…という気持ちもわかりますよね」。
■ 毎日ヘトヘトの子どもたちでも片づけられる仕組みを考える
勉強やスポーツに、毎日全力投球している娘さんたち。荒木さんは帰宅後すぐ子ども部屋に荷物を持っていくよう注意するのをやめることにしました。けれども、床にものが散乱しているのは気になります。そこで、「カバンや上着の一時置き場として、リビングにハンガーラックを設置してみたんです」と荒木さん。
「すると、毎日“放置”だったカバンや上着を、帰ってきたらすぐハンガーラックに置くようになったんです! わざわざ子ども部屋に持っていくのは面倒だけど、ここなら苦にならないみたいで、すぐ習慣になりました」。
■ “一時置き場”をうまく機能させるための3つのポイント
荒木家のように一時置き場がうまく機能しているご家庭がある一方で、「家族が散らかしがちなものの一時置き場をつくったけれど、うまくいかない」という方もいらっしゃいますよね。荒木さんによると、一時置き場をうまく活用するためのポイントは3つあるそうです。
1つめのポイントは、これまでカバンや上着が“放置”されていた場所に、一時置き場をつくったこと。ものを置きっぱなしにする場所がいつも同じ場合、「そこに置きやすい」ということなので、同じ場所を一時置き場にするとスムーズです。
2つめは、置くだけ、掛けるだけといった簡単なワンアクション収納を採用したこと。授業や部活を終えてクタクタで帰ってくる娘さんたちに、手間のかかる収納方法は向きません。本人にとってラクな方法を取り入れることも大切です。
3つめは、一時置き場がものの定位置にならないよう、片づけるタイミングを話し合っておくこと。荒木家では、娘さんたちが帰宅してリビングでくつろいだ後、子ども部屋へ行くタイミングで、バッグや上着を片づけることにしているそうです。
さらに荒木家では、ダイニングに置いた棚の後ろにハンガーラックを設置し、家族がくつろぐ場所から一時置き場が目につきにくいよう工夫がなされていました。
家族が集まると同時に、ものも集まりやすいリビング・ダイニングスペース。24時間365日、散らかさないよう家族に協力を求めるより、それぞれが「これなら受け入れられる」と思える片づけ・収納を採用するほうが家族仲良く暮らせそうですね。
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ライフオーガナイザー 荒木佳代
ブログ: 自分バランスのお片づけ
編集: さいとう きい