おはようございます。
ライフオーガナイザー国分典子です。
いきなりですが、質問です。
「これまでにご主人のモノを捨てたい!という気持ちになったことはありますか?」
私の答え:「はい。あります!」
以前ある番組で、ご主人の大切な趣味のモノをどんどん処分する、というような内容が放映されたそうです。
番組を見た人の中には、
「だんなさまが可哀想。大事なモノをどんどん捨てられて、なじられて、痛めつけられて!」と感じた方も多かったそうです。
でもこの手の問題、つまり「夫のモノを捨てたくなること」は、実のところ多いのです。お客様や受講生とのお話の中でも話題になりますし、「自分のモノを捨てられたら困る」という男性の方が、自分の意志で講座に参加されたケースもあります。
そこで今日は、捨てたくなる妻代表として、わが家の解決策を紹介します。
目次
■わが家にもあるある!使わない・使えない・見ない「3ないグッズ」
夫は、大学生のとき実家を出て以来、思い出のモノは住む先々に持っていくタイプ。モノへの愛着が強く大切に保管したい派です。
一方私は、結婚するまで実家暮らし。モノへの愛着はありますが、思い出はそんなに大事にするタイプではありません。そのうえ使うことが大前提でモノを持つ派。
そんな違いのある2人が結婚し、まず私が違和感を覚えたのが、使わない・使えない・見ない“3ないグッズ”がめっちゃあるやん!」ということでした。
■極秘捨てる作戦から壁面収納活用計画に変更!
そこで夫に聞いてみました。
「なーなー。こんないっぱいあるけど、ほんっまに全部いるん?」
答えは予想どおり。「いる。全部大事なモノ。捨てないで!」
夫が大事だと言い張るモノは私にとって思い出はないし、大事でもないモノばかり。
でも捨てずに家のどこかにあればOKとのことだったので、密かに練っていた捨てる作戦はやめにして、リビングの壁面収納を利用して隠す計画に切り替えました。
作戦のポイントは2つ。
1.60㎝ある奥行きを活用し手前と奥を分けて隠す
2.私好みの収納用品に入れて隠す
■作戦1 奥行きを活用して手前と奥を分けて隠す
60㎝はクローゼットの奥行きとほぼ同じサイズ。洋服を吊るにはピッタリですが、アルバムや本、漫画などを収納するには深すぎます。
そこで、手前には私が見ていたいモノを置き、奥には夫が残したいモノを入れて、隠す収納にしました。
毎日見る手前の風景は、私の目に優しいモノを。
奥には独身時代のアルバムと卒業論文などを。
(果たして見返すことはあるのでしょうか?)
こちらも毎日見る手前の風景は、私の目に優しいモノを。
奥には夫がおとな買いした漫画を。
(主人公の眉毛の形が苦手です)。
■作戦2 私好みの収納用品に入れて隠す
下段の黒い入れ物は、無印良品の定番商品。硬質のボックスで耐久性があり、色あせは否めませんが、デザインが好みのモノです。
引き出すと、なんと懐かしいビデオデープが入っています。
(ビデオデッキはもう家にはありませんが!)
おまけにLPレコードが30枚以上もあるのです。
平成生まれのみなさんへ これがLPレコードです。
↓
収納場所は、同じ壁面収納のいちばん右端の上段。
ここなら普段の生活では目に触れることなく、素通りする位置です。
■捨てたい気持ちはゼロにはならないけれど、妥協はできる
自分にとっては大事ではなく、思い入れもない夫のモノ。捨てずに隠して収納することは、夫婦間の小さないざこざを、回避してくれていると思っています。
もし逆の立場だったら・・・
とても大切で思い出のあるモノを邪険に扱われたときの気持ちたるもの、悲しく・切なく・空しく・自分を否定されたような気持ちになるかもしれません。
今でも、モノが無かったらお掃除もラクだし、広く使えるのにと思うことがあります。私の機嫌が悪いときは、捨てたい気持ち(ほぼ八つ当たり!)がムクムクと湧いて来ることも!
でも、衝動的に捨てないのは、自分の見たいモノを見えるようにして、見たくないモノを隠しているから。この方法ならすぐにできる気がしませんか?
日常生活を安泰に過ごすためにも、ぜひ穏やかな妥協点を探して円満に解決してくださいね。決して『極秘捨てる作戦』が実行されませんように!
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ライフオーガナイザー国分典子
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