片づけをラクにするのは「ものを収める工夫」だけじゃない! 時間を生み出す「散らかりを防ぐ工夫」とは?

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

片づけ収納ドットコムが毎朝7時に発信している「時間を生み出す片づけ・収納のコツ」とは、「いかにものを収めるか」だけではありません。神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザーで、日本ライフオーガナイザー協会の講師も務める宇高有香さんに、「散らかりを防ぐ工夫」について教えてもらいました。
片づけをラクにするのは「ものを収める工夫」だけじゃない! 時間を生み出す「散らかりを防ぐ工夫」とは?

■ 必ずしも「子どもたちが過ごす場所=子ども部屋」ではない

宇高家の子どもたち(8歳の男の子、6歳の女の子)が朝起きてから夜寝るまで、在宅中の大半の時間を過ごすのは、1階のリビング・ダイニングスペース。限られた空間を広々と使うためにソファは置かず、スペースの一部に畳を敷いて、家族がくつろげるようにしているそうです。
片づけをラクにするのは「ものを収める工夫」だけじゃない! 時間を生み出す「散らかりを防ぐ工夫」とは?

おもちゃは2階にある子ども部屋に収納していますが、リビングで遊ぶために子どもたちが持ってくることもあります。「遊び終わったら子ども部屋に戻すという約束です。でも、子ども部屋までの距離が片づけの大きなハードルになって、毎日片づけることができませんでした」と宇高さん。

■ 子どもたちが片づけられる収納場所、収納方法を考える

そこで、「しばらく遊んでいたいものは、1階に置きっぱなしでもOK」というルールに変更。おもちゃがリビング・ダイニングスペースのあちこちに散らかるのを防ぐため、テーブル横の収納スペースに、今遊んでいるおもちゃの“一時置き場”を設けました。
片づけをラクにするのは「ものを収める工夫」だけじゃない! 時間を生み出す「散らかりを防ぐ工夫」とは?

「子どもたちに1つずつボックスを用意して、1日の終わりにここに戻してもらうことにしたんです。毎日2階に持って上がるのはむずかしくても、ここなら子どもたちも片づけられます。ボックスがいっぱいになったら自分たちで気づいて、自然と2階へ持って上がるようになりました」

■ 想定外のものの逃げ場を用意して、散らかりを未然に防ぐ

収納スペースの最下段は、何も置かない“余白”です。「学校からの配布物や作業中の書類、いただきもののお菓子など、ダイニングテーブルの上にチョイ置きしがちなものってありますよね。来客時など、そういった雑多なものを隠したいとき、この余白を逃げ場として活用しています」
片づけをラクにするのは「ものを収める工夫」だけじゃない! 時間を生み出す「散らかりを防ぐ工夫」とは?

仕事だけでなく、家事、育児もこなしながら、「最近はダンスが趣味。週4日はレッスンに通っています」という宇高さん。「ものを収める工夫」だけでなく「散らかりを防ぐ工夫」も積極的に取り入れることで、片づけにかかる時間を省き、本当にしたいことに費やす時間を生み出している姿が印象的でした。

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ライフオーガナイザー 宇高有香
ブログ: 丘の上の家
記事: さいとう きい
写真:1 会田麻実子/2,3,4 さいとう きい

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