おはようございます。
ライフオーガナイザーの佐藤美香です。

今年も残りわずか。大掃除の予定を組むご家庭も多いのでは？
私の場合、掃除の中でも特に嫌いなのが、お風呂掃除。楽しくするために「なぜ嫌いなのか？」理由を洗い出し、理由ごとに対策を練ることにしました。

■なぜ嫌いなのか？ ストレスになっていることを書き出してみる

そもそも嫌いなのには理由があるはず。理由が分からなければ、解決することもできません。お風呂掃除を思い浮かべ、ストレスとなっていることを書き出してみました。

1．ハードルが多い
ヌメリやカビ、換気扇などの埃や、カルキ汚れと、お風呂場は他の場所に比べて、汚れの種類が多い。どれから取りかかれば良いのか？ 考えただけでクラクラします。
2．報酬がない
私にとってとても高いハードルなので、頑張ったご褒美が欲しい。
3．気づいてくれない・褒められない
家族に、もっと喜んで欲しいし、褒めて欲しい。

■どうやったら好きになるか？対策を練ってみる

お風呂掃除は嫌いですが、きれいなお風呂でゆっくりしたいとは思います。そして、お風呂掃除するなら、嫌々やるより楽しくしたい。書き出したストレス理由の①～③について、それぞれの対策を考えてみました。

対策1．プロに憧れる自分を利用
ネットで「お風呂掃除」と検索してみると、プロが効率良く進めるコツや簡単な方法を指南している動画がありました。やっぱりプロはスゴイ!!いくつかの動画を見て、自分もやってみたいとやる気をUPさせます。
対策2．夫に交渉
プロに依頼した場合いくらになるか？ どんなことをやってくれるのか？ を調べました。その中で自分ができることを書き出し、書き出した項目に対しての報酬も考えます。今回は、先輩の経営するエステサロンのマッサージと、その後のランチを報酬として、夫に提示してみました。ふだんは「ちょっと贅沢かな？」と躊躇してしまうことが言い出しやすくなりました。

対策3．娘たちに宣言とお願い
そもそも気づいていても、わざわざ口に出さないこともありますし、家族を褒めるって意外と難しいことかも。自分から「お母さん、お風呂掃除頑張る！！」と宣言し、「褒めて」とお願いも加えました。

■ご褒美というゴールを含めて、スケジュールを組む

まず、最初に考えたのは時間の確保です。お風呂掃除にかかる時間は3時間。
仕事と仕事の間に、ぽっかり2時間空く日がありました。限られた時間の方がダラダラせずに進められると思い、お風呂掃除をする日と決定し、足りない1時間は前後に確保。翌日に先輩のサロンでマッサージの予約をしておきました。

実際の進行スケジュールを紹介しますね。

前日の夜、家族がお風呂に入り終わった後、バスタブのエプロンなどをはずし、まだ温かい残り湯に、つけ置きできるものをすべてつけ、シャンプーやリンスは移動しておきます。
〈20分〉

翌朝、出かける前に、つけておいたエプロン部分の湯垢をこそげ落とし、ベランダに干しておきます。湯垢落としは、汚れてもよいタオルを下に敷き、製菓用のスクレーパーで落とします。スクレーパーがいい仕事をしてくれます。
〈20分〉

予定しておいた時間には、以下の作業を。
・お風呂の蓋の湯垢をこそげ落とし、ベランダへ
（エプロンや蓋などの場所をとるモノがなくなるので作業がしやすくなります）
・つけ置きしていた洗面器や椅子を洗う
・壁と洗面台の湯垢をこそげ落とし
・バスタブ下内部を掃除
・バスタブのお湯を抜いている間に、天井や壁を洗います
・バスタブを洗う
・ドアのパッキンや床の汚れが落ちない部分にカビキラーを塗布して出かけます。
〈合計120分〉

仕事から帰ってきてから、カビキラーをよく洗い流し、干しておいたエプロンなどを元の場所に設置し、洗った小物も戻して終了。
〈20分〉

あとは、マッサージを楽しみに待つだけ。

娘たちは、母からのアピールに、「お風呂の蓋がすごく白くなった」「蓋の縁部分の汚れがなくなった」「棚が綺麗になっていた」など、お風呂の小さな変化を感じとり、「なんかホテルのお風呂みたい」と盛りすぎなほど褒めてくれました。

私は、にんじんを目の前にぶら下げると走ることができ、褒められて育つ子のようです(笑)。

今回の対策で、大嫌いなお風呂掃除が、とても楽しいものになりました。また、ご褒美が欲しくなったら、お風呂の大掃除をしたいと思います(笑)。

あなたは生み出された時間で何をしますか？
何をしたいですか？

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

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ライフオーガナイザー　佐藤美香
ブログ：愛家