おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
春は新生活の季節。わが家の長男も、4月から大学生! 初めての一人暮らしが始まります。事務手続き、学校の必需用品の用意で追われる中での、初めての部屋探しに家電の準備……。お金も予想以上にかかり、頭の中は、マヒ状態(苦笑)。
わたしはこれまで「家電は買って準備するのが当たり前」と思っていたのですが、レンタルという選択技もあることを知りました。今日は、家電のレンタルについて、北海道のライフオーガナイザー田川瑞枝さんに体験談を聞いてみました。
■快適!「家電・家具レンタルサービス」
田川さんは、息子さんが進学して一人暮らしが始まるときから家電のレンタルを利用されています。
使ったのは、「ヤマトホームコンビニエンス」のクロネコおまかせレンタル。
レンタル期間は2年を最長に、延長も短縮もでき、新品・中古品から選ぶことができます。引っ越しと同時に申し込めば荷物と一緒に配達してくれるのも嬉しいサービスです。
田川さんは、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジをレンタル。セッティングもしてもらい、現在も快適に使っているそうです。何より良かったのは、必要なくなったときに返却できること!処分に困ることがありません。
田川さんがレンタルを選んだ理由も、まさにこの「処分」の問題。購入した時点では、考えていなかった労力があったからだそう。
■想定外だった!「大型家電処分時の労力」
ご主人が単身赴任をされるときのことです。家電量販店では、新生活に向けた一人暮らし用の冷蔵庫、洗濯機などが多く販売されています。田川さんも赴任時には、もれなく揃えました。数年後、ご主人が単身赴任から自宅に戻って来られたのですが、まだ新しい一人暮らし用の家電の扱いに困り、結局、自宅の10年以上使った家電と入れ替えて使うという選択をしたそう。
「簡単に考えていましたが、ただ家電を入れ替えるというだけでは済まなかったのです。大型家電を個人で処分するのが大変なのは、実際やってみたらわかりました」と田川さん。
電気店で新しい家電を買うときには古いものを搬出してもらえますが、個人で処分するときは、自力で家から出さなくてはなりません。市町村でのゴミ搬出は、家の中までは入ってきてくれません。大型家電を、自分で玄関前まで出さなくてはならないのです。
結局、一人では出せないので、プロの方に搬出・処分をお願いすることにしたのだそう。ほかにも、家電リサイクル法に基づいた電化製品となると、リサイクル料金を郵便局に支払いに行かなければなりません。これらにかかる金額はもちろん、時間、労力を考えると、購入時に処分のことまで考えてモノを持つことの大切さを実感したそうです。
■想定外だった!「4年後の引っ越し費用」
2つめの想定外が、その後の引っ越し費用。一人暮らしの引っ越しとは言え、距離や物量で値段も変わってきます。田川さんは、「お子さんの関東圏から北海道への引っ越しで、家電も入れた料金の見積もりが20万円越え」という話を友人から聞いたそう。4年後には地元に戻る可能性も考えると、往復40万円以上の引っ越し代金がかかります。
「買うのは簡単ですが、最後の手放すときまで見越して購入しないと、あとが大変!! 引っ越し時だけでなく、その後の手続きを考えると、時間と手間の削減につながるので、家電レンタルという便利なサービスを利用するのも選択肢に入れておくといいですよ」田川さん。
今回、田川さんの話を聞いて、考えた結果、わが家も家電はレンタルにすることに決めました。昨年、使わなくなった直径1mのちゃぶ台を手放すとき、大きなものを動かす労力に考えさせられたことを思い出したから。
とは言え、暮らす本人の意見もあります。「レンタルするもの・しないもの」を長男と相談し、結果、本人がこだわらない洗濯機・冷蔵庫・レンジの新品を借りることにしました。気になる価格も、私の思う以上に安かったのも理由の1つ(笑)。
次回は、実際にレンタルするまでの体験のレポートをご紹介しようと思います。
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ライフオーガナイザー 田川瑞枝
ブログ:思考の整理収納塾~Sapporoちょこ*スタイル~
編集:秋山陽子