おはようございます。
ライフオーガナイザーで、現役会社員でもある手塚千聡です。
前回の記事では、私のお仕事バッグの中身と、荷物を出し入れしやすく、コンパクトにする工夫についてご紹介しました。
>>>片づけのプロのバッグの中身大公開!仕事の資料を持ち歩くタイプ編(前編)
今日はその後編。実は、お助けアイテムより“軽量化”に効いたのは、あるものたちを持ち歩くのをやめたこと。今日はそんな“やめたもの”をご紹介します。
■20年も持ち歩いていたのにやめたもの~名刺入れ
最近、名刺入れを持ち歩くのをやめました。名刺そのものは数枚スケジュール帳のカードポケットに移し替えて、名刺入れは会社のデスクにしまっています。
20年近く前に新社会人になって以来、欠かさず持ち歩いていた名刺入れを「持ち歩かなくていいか」と思えたのは、前編でもご紹介した編集長の記事がきっかけでした。
>>>片づけのプロのバッグの中身大公開!重い荷物は持ちたくないけど、万が一に備えたいタイプ編
編集長は、名刺入れを忘れたときのために、財布に名刺3枚を入れているとのことでしたが、私の場合は、スケジュール帳に数枚入れておけば名刺入れは不要という気づきにつながりました。「名刺を持たない」という選択肢はありませんが、頻繁には使わないのに、いざ使おうというときに、小さくて行方不明になりがちな名刺入れは、フォーマルなご挨拶でもない限り私には不要でした。重さにしたら40gとなんでもないものですが、あまり使わない探しにくいものをいっそやめてしまい、アイテムを減らせたことで、荷物とともに気持ちがすっきりしました。
■技を学んでやめたもの~コスメポーチ
持ち歩くのをやめて数年経つのが、外出先でもひと通りのメイクができるような重装備のコスメポーチです。ファンデーションやアイブロウペンシル、チーク、口紅などなど。家でも持ち運べるコスメポーチを使っていて、そのままバッグに入れて通勤していました。
そのポーチを持ち歩かなくなったのは、メイク直しが以前ほど必要なくなったから。日に何度も顔を作り直していたような時期もありましたが(笑)、メイクレッスンで崩れにくいメイクのコツを学んだら、メイク直しもコスメの持ち歩きも不要になりました。
レッスンで学んだのは、メイク前のスキンケアで保湿を十分にすれば、皮脂によるメイク崩れがなくなること。下地クリームなど、おすすめ商品を教えてもらったことも効きました。今は、ミニタイプのフェイスパウダーと口紅のみを軽量ポーチに入れて持ち歩いています。
■テクノロジーの進化でやめたもの~パソコン、ノート、本
最後にご紹介する“やめたもの”は、パソコン、ノート、本や雑誌など重量級のもの。重さにするとパソコンは約800g、ノートは約100g、本や雑誌は1冊でも400gくらい。重さはその時々により変わりますが、毎日1kgは下らない荷物を持っていたことになります。
外出先でメールのやりとりや資料作成をしたり、ノートにメモしたり、移動中に本を読んだり。やっていることは実は今も変わりません。テクノロジーを少しずつ取り入れたら、これまでのツールを持たなくても、今では同じことができるようになりました。
たとえば会社員の仕事のメールは会社支給のスマホに自動転送されますし、ライフオーガナイザーの仕事はグーグルのGmailを利用しているので、スマホでもやりとりに不足はありません。考えをまとめたり、資料作成の準備をしたりするのも、スマホでノートアプリの「Evernote」を使っています。打ち合わせのときはさすがにスマホを触るのは憚られますが、手元資料やスケジュール帳にメモすればノートがなくて困ることもありません。
ただ、スマホだけだとどうしてもキーボードよりも入力スピードが遅くなってしまうので、そこそこ作業ボリュームがあるときは、ポータブルキーボードとスマホスタンドを持ち歩くことも。どちらもコンパクトに折りたためて、重さも195gとパソコンよりはずっと軽いのに、キーボード入力ができるので重宝しています。
そして毎日私には不可欠だった書籍や雑誌。休憩時間のリフレッシュ用として、仕事の参考資料として持ち歩くものでした。忙しくてページを開く暇もないこともありましたが、ちょっと読みたいときに手元にない方が嫌で、バッグに2、3冊入っているのが常でした。
今は外出先で読みたいものはAmazonでKindle版を購入し、スマホにKindleアプリをダウンロードして読むようにしています。実は最近まで電子書籍の存在は知りつつも、たいした理由もなく「本は手にとって読むもの」と見向きもしてきませんでした。あるとき電子書籍でしか読めない本を購入したのがきっかけで、その便利さに開眼。スマホさえあれば、何冊もの本や雑誌を持ち歩く必要がなくなるので、「同時進行で複数の本を読む私にはぴったりだわ」と今では積極的に活用しています。
荷物が重くなると、どうしても疲れやすく、フットワークも悪くなりがち。とはいえ、持ち歩くバッグに日中の隙間時間を活用できる準備ができていたら、時間を有効に使えるのも事実です。コンパクトで軽いのに、自分のオフィスのようなバッグを持ちたい方の参考になれば嬉しいです。
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
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