おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
まだ暑い日もありますが、そろそろ衣替えも気になり始める時期になりましたね。広島県広島市在住のライフオーガナイザー南方佐知子さんに、クローゼットの整え方について伺いました。
■たくさん収納できるハンガーは「使いません」
南方さんのワードローブは、3シーズン使えるものがほとんど。その多くは、「IKEA」の「BUMERANG」シリーズのハンガーとズボンハンガーで収納しています。
「収納力を考えれば厚みのないハンガーが良いですが、あえて厚みのあるハンガーを選びました。ハンガーの数も少なめにして、服を増やしすぎないようにしています。服にも優しいですし、見た目も好み。クローゼットを開けるたびに幸せな気分になって、お気に入りの状態をキープしたいと思えるんです」。
■引き出しの中の洋服は「立てません」
引き出しの中は、入っているものがすべて見渡せるよう立てて収納することも多いですが、南方さんはお店のようにたたみ、重ねて収納しています。
「数年前までは立てて収納していたんです。でも、たたみじわが増えるのが気になって……。着るときのことを考えたら、重ねて収納するほうがいいなと思っています。浅い引き出しを使っているので、(上の写真のように)何枚かめくれば欲しい服もすぐに見つけられますよ」。
■季節外の服は取り出しにくい場所に「置きません」
オフシーズンの服は、つづら籠にまとめて、ハンガー収納と引き出し収納の間のスペースにしまっています。オフシーズンの服といえば、取り出しにくい場所に置くイメージもありますが、何か理由があるのでしょうか。
「以前はクローゼットの枕棚の上に置いていたんです。でも、わたしの身長だと気軽に出し入れできる高さではなくて。洋服を厳選したことでスペースができたので、こちらに移動しました。もうこの季節は着ないなと思ったら一着ずつしまえるので、いつのまにか衣替えが済んでいる感じです」。
つづら籠の中は、オフシーズンの服以外に「手放そうか迷っている服」の一時置きスペースにもなっています。気づいたときにすぐに移動できるので、迷う服を放置することもなく、管理もしやすいそうですよ。
「薄いハンガーでたくさん収納する」「引き出しには立てて、持っているものが一目でわかるように」「季節外のものは出し入れしにくい場所に」……、収納方法には「定番」と言われるものがいくつもありますが、それらが自分に合っているとは限りません。衣替えのタイミングで、クローゼットの仕組みにも「自分らしさ」を取り入れてみてくださいね。
南方邸をご紹介した記事はこちらにも:
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ライフオーガナイザー 南方佐知子
ブログ:古くても狭くても大丈夫!一緒にみつける家ごこち
記事・写真:会田麻実子