おはようございます。
ライフオーガナイザーの岩崎 梢です。
結婚して27年め、たくさんの収納用品を使ってきました。結婚当初に購入した古びたものでも、いまもあちこちで活躍しています。
もちろん新しいものを買うこともあります。けれど、どれだけ小さな収納用品であっても「ものを増やす」ことに変わりなく、新しいものを増やすのは「使わなくなったものを手放す、処分する」ことにつながります。
買う前に一歩立ち止まって、「いま家にあるもの」で工夫できないかと考えると、買わずに済むことも結構ありました。工夫の一つが、用途に合わせて加工するという方法です。
樹脂製品を加工して使用するアイデアをご紹介します。
■収納トレイをカッターでくり抜いて、高さを調節
調理器具を引き出しに収納し、一番手前には比較的小さめの器具をまとめています。1つだけ、持ち手が収納トレイからはみ出すものがあったので、トレイの一辺をくり抜きました。
浅めの新しいトレイを買おうかな?と一瞬考えたのですが、切ってみたら使い勝手も良くて満足です。
切断面が多少ギザギザですが、収納してしまえば気になりません。指先をケガしないように、尖った部分にはヤスリをかけています。
■ワイドサイズのファイルの幅を裁断して、サイズ調整
ダイニングテーブル横に置いた、2つのファイルボックス。もやもやと気になっていたのが、間に挟まれたファイルです。A4ワイドという横幅が大きいサイズなのでボックスの中に入らず、ずっとはみ出したまま。
「ダメでもともと、失敗したら新しいファイルを買おう」と思い、横幅を約2cm切ってみました。
ボックスにぴったり入るサイズになりました。
小さな不満が解消して、気分がすっきり。こんな些細なことでも、自分の心地よさに影響しているんだなあと実感します。
■薬箱のフタを取り外して、オープンに
薬箱として使っている収納ボックスは、25年の年季もの。いつか買い替えたいと思いながら使っていました。
何が不満で買い替えたいのかというと、蓋がついているから。持ち運びをしていた時には持ち手があって便利でしたが、最近は定位置から動かすことはありません。それなら蓋を取り外したらいいのかも?
使うたびに面倒だった「収納庫の扉を開ける→薬箱をいったん取り出す→固めのバックルを外してフタを開ける→使用後に元に戻す」という一連の動作がなくなって、とても楽になりました。収納庫の扉を開けると全体がパッと見えて探しやすくなり、便利になって気に入っています。
※切ったり外したり、加工の際には安全にご注意くださいね。カッターを使用する場合には、一気に力を入れて切ろうとせず、同じ場所を軽く何回もなぞったほうが切りやすいです。
収納用品について考えるときはこちらも参考に:
・収納用品を買う前はここをチェック!『買って失敗』を減らすために気をつけたいポイントとは?
・収納用品を買う前の一人書き出し会議。その効果は?
・減らす→試す→買う 3ステップで収納用品を味方にしよう
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ライフオーガナイザー 岩崎 梢
ブログ : いまを楽しむ、くらしづくり日記