おはようございます。
ライフオーガナイザーの都築クレアです。
4カ月前から、観葉植物を育て始めましたが、水やりに必要なジョーロを買ったのは、つい最近です。慎重で、“モノ選びの変態”と呼ばれる私は、買うまでに時間がかかることが多いのですが、それは、決めるまでに3つのステップがあるからだと気づきました。
買うまでに、いったい何をしているのか、ご紹介します。
■もの選びのステップ1)必要な条件を見定める
観葉植物を買ったその日に、とりあえず大きいジョーロを買おうとする夫を止め、2Lのペットボトルで代用しながら、様子を見ることにしました。「一度の水やりにどれくらいの水の量が必要で、どんな形がいいのか?」、観葉植物初心者の私には、まったくわからなかったからです。
この4カ月で、わが家の観葉植物は徐々に増え、現在は合計で5つ(30cm台の鉢3つ、20cm台の鉢2つ)。置き場所は、室内とベランダに点在していて、今後も増える予定です。
一回の水やりに必要な量が、2Lのペットボトル2回分なので、今後も植物が増えることを考えれば、4L以上入れられる大容量のジョーロがあれば、一度に済んで便利そうです。
さらに、水を入れやすいのがキッチンなので、室内でも置いておける見た目が理想的。そして、注ぎ口は、室内での水やりを考えると、先が細くてこぼれにくい形が安心、ということがわかってきました。
■もの選びのステップ2)条件をもとにリサーチする
ステップ1)で掴んだ条件をもとに、店頭でもネットでもリサーチしましたが、すべてをクリアするものはなかなかないとわかりました。そして、大容量かつ隙間に収まるコンパクトなこの2Lのペットボトルが、ものすごく良い形だということに気がつきました(笑)。
そこで、ジョーロのように使えるペットボトル用のパーツを買うことも考えましたが、気になったのは、注ぎ口の狭さです。注ぎ口が狭いと、蛇口から水を注ぐときに水が垂れて、床に点々と水滴が落ちていることもしょっちゅうだったのです。
さらに、鉢のふちギリギリのところに注がないと、水の勢いで土を鉢の外にはじき飛ばしてしまうことも! やっぱり、注ぎ口の細いジョーロが必要だと感じました。そして、願わくば、水やりが楽しくなるような気分が上がるものがいい!(笑)。
そこで、大容量のジョーロは引き続きリサーチを続け、室内用として水がこぼれにくく、優しく注げて、できれば見た目も気分が上がるジョーロを探すことにしました。
リサーチの末、室内用のジョーロは、容量が900mlの注ぎ口が細いものを選びました。
■もの選びのステップ3)使いながら使い勝手を整える
100%満足するものに出会うことは、なかなかありません。なので、使いながら「デメリットをどう補っていくか?」、この調整がとても大事だと思っています。今回室内用として選んだものは、注ぎやすい形と置いていても気にならない見た目、という条件はクリアしましたが、量が少ないのがデメリットです。
それでもちょっとだけ諦めきれずに、「実際に買って使いはじめてみたら、このジョーロ一つで済みました!」という結末を期待していました。でも、2Lのペットボトルに慣れてしまっている私には、やっぱりめんどうくさく(笑)、今回選んだジョーロは室内用、2Lのペットボトルは屋外用として、しばらくは両方を併用することにしました。
室内でも、30cm台の鉢では2回水やりが必要な場合もあるのですが、水を鉢のギリギリのところまでしっかり注ぎやすくなりました!
さらにこれは予想外の発見ですが、水の出方がドリップコーヒーを入れているような感覚で、やってみると、少しずつ、優しく注げるからこその、妙な楽しさがありました(笑)。
そこで、室内の水やりは効率よりも、「癒しとして、割り切って楽しんでみよう」と自分の捉え方を変えてみることに挑戦しています。無理のない範囲で、自分とジョーロで歩み寄りながら、使い勝手を整えている最中といったところですね(笑)。
書き出してみると、収納用品でも、服でも、まったく同じ3ステップで選んでいることに気づきました。手放すのは簡単なことじゃないからこそ、「選ぶときにしっかり考えること」を大切にしていきたいなと思っています。
【片づけのプロのもの選び】シリーズ:
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ライフオーガナイザー 都築クレア
ブログ : 【しあわせ脳内会議】自分らしさとこの世界の幸せな関係