おはようございます。
ライフオーガナイザーで、無印良品の店舗スタッフとしても働いている小峯美保です。
家庭にひとつはある工具箱。なんとなく選んだものに入れて、使い続けていることが多いかもしれません。深さがある箱に関連するものをあれこれ詰め込んで、使いたいものを探すのに手間取ることも。
素材や収納場所を見直してみたら、使いやすさがぐっと変わりました。「無印良品」のスチール工具箱を使った収納の工夫をご紹介します。
目次
■収納の失敗は“素材選び”から。樹脂製工具箱が壊れたワケ
工具箱といえば、つい手に取りやすいプラスチック製を使っていました。
でも使ううちにフタのパーツが取れたり、割れたり、収納部分のスライドパーツが割れたりしてしまいます。
重みのある工具が多く、詰め込みすぎると、劣化で耐えられなくなり壊れてしまう。買い直しを繰り返すことが当たり前で、工具箱へのストレスが溜まっていました。
■素材を見直して、重くても丈夫なスチール製を選択
工具箱を見直すときに意識したのは、「丈夫さ」と「スッキリしたデザイン」。わが家では「無印良品」の収納家具を使っているので、できれば統一感を持たせたいと思い、無印で探してみました。
たくさん入るふたが山形タイプではなく、積み重ねてもすっきり収まるフラットなスチール製工具箱が見つかりました。【無印良品】の【スチール工具箱1】と、【無印良品】の【スチール工具箱3】です。
重さはあるけれど、しっかりとした造りで安心感があります。裏側には「MADE IN JAPAN」の刻印もあり、見えない部分まで丁寧に作られているのが伝わってきます。
■工具は“分けて収納”するのがストレスを減らすコツ
よく使う工具は限られているので、思いきって「頻繁に使うもの」と「たまに使うもの」に分けたら、使いやすさがぐんとアップしました。六角レンチやドライバー、ニッパーやペンチの小さなものは、「工具箱1」に収納。
使いやすい大きさのドライバーやスパナや折りたたみの不用品がカットできるノコギリは「工具箱3」に収納。
さらに使用頻度の低いDIY用の大物は、屋外収納庫にざっくり入れるようにしました。
■工具箱の中は、ふた付きケースで小分け。持ち出しも楽に
道具箱の中の工夫もしています。「無印良品」のポリプロピレンケースの各サイズを使って収納をしました。
頻繁につかう「工具箱1」では、ネジやピン、小さなビスは「ポリプロピレン ピルケースS」、工具は「ポリプロピレン ペンケース横型 小」で小分けにしました。
頻度の少ない「工具箱3」では、小型工具を「ポリプロピレン 小物ケース L」や「ポリプロピレンデスク内整理トレー1」と「ポリプロピレンデスク内整理トレー3」を使って、小分けや仕切りをしました。これでこまかなモノの紛失も防げます。
さらに、「無印良品」の「片面クリアケース ダークグレー」に平たい部材や小さいネジなどを入れ、そのまま底に敷くことで、スチール製の箱と鉄製の工具が干渉しキズや音がするのを防ぎます。見た目にも整い、使いやすく戻しやすくなりました。
■リビングになじむデザインで“置く収納”もすっきり心地よく
スッキリコンパクトなデザインなので、リビングのスタッキングシェルフに置いても浮きません。飾りものと並べても自然になじみます。使いたいときにすぐ手に届く場所での管理は、わが家の定番になりました。
工具箱を見直しただけで、使うたびのストレスが減った気がしています。リビングに見える場所に置ける、“暮らしに溶け込む”工具収納。家族みんなでの管理ができ、使ったら戻すも簡単になりました。無理に隠すより、使いやすい場所に、なじむ形で置くことの心地よさを実感しています。
工具収納に関する記事はこちらにも:
・いつかまたDIYする日のために! たまにしか使わない工具類の片づけ方
・使いたいときに見つからない工具・道具類は、「分ける」と「まとめる」で探さない収納へ!
・家族も迷わない!DIYしない派が実践する工具収納アイデア
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ライフオーガナイザー 小峯美保
HP : 整うしくみ研究室 / atelier Hygge