おはようございます。
ライフオーガナイザーで、無印良品の店舗スタッフとしても働いている小峯美保です。
鉄フライパンのメンテナンス、お困りではありませんか? 洗剤を使わない洗い方がわからず、眠らせたままのフライパン…。そんな鉄のフライパンの「“洗剤なし”洗浄問題」を解決する、「棕櫚(シュロ)のたわし」の使い方のコツをご紹介します。
■鉄フライパンに台所洗剤は使えない
“育てるフライパン”と聞いて憧れ、購入した鉄のフライパン。買ったはいいけど、洗剤で洗い油を塗り込んで保管。それでも「錆びたり」「風合いが変わり」お蔵入り。鉄フライパンのメンテナンスは、台所用洗剤なしで洗わないといけないということを後で知りました。
「鉄フライパンには棕櫚(シュロ)のたわしが良い」と知り、見つけたのが棕櫚”たわし専門店”「高田耕造商店」のたわし。値段が2000円前後で、すぐ購入できなかったけど…。天然素材で洗うので、道具にも手にも地球にも優しい。その上「しっかりと汚れだけ掻き出せる」とわかりました。

■「無印良品」で見つけた手ごろな「シュロの棒たわし」
清水の舞台から飛び降りるような勢いもなく、購入を保留にしていた棕櫚のたわし。ずいぶん後に、偶然手ごろな価格のを「無印良品」で見つけました。ささら型になった「シュロの棒たわし」です。
細いすき間にも届く小サイズの「無印良品」の「シュロの棒たわし 小」と、
ダイナミックに汚れを掻き出せる「無印良品」の「シュロの棒たわし 大」。さっそく購入しました。
試してみて驚いたことは、とても摩耗に強いこと。強くこすることが、汚れを取ることではない。くりかえしいってい丁寧にこすることで、汚れが掻き出されます。
しなやかで弾力がある棕櫚は、キズをつけにくいので、コーティング加工のフライパンにも使えます。
「汚れを落とすぞ」と人工素材のスポンジを扱うときとは、“汚れを洗う、落とす感覚”がまったく違う。棕櫚のたわしを使ってみて知ったことでした。
■天然素材の「竹の蒸篭(せいろ)」にも使える!
竹でできた蒸し器も、強い汚れはないですが、食材のこびりつきが気になります。これにも、「棕櫚」の棒たわしがピッタリでした。
掻き出しやすい小サイズを使います!
さらに、シャツの襟の部分汚れを落とすのに、洗剤の重ね塗りなしで、部分洗いができました。
アクリルブラシでこすると毛羽立つ、スニーカーの汚れ落としでも活躍しています。
忙しい毎日でも道具を見直すだけで、家事がぐんと楽になることがあります。こだわりたい道具を扱うにも「素材」から道具を見直す。「洗剤なしでは汚れは落ちない」、そんな思い込みを外して天然素材に頼ってみると、家事をする空気が変わったような気がします。
棕櫚を使った道具には、「ほうき」や「ボディーブラシ」など興味深いものがまだあり、棕櫚専門店でお取り寄せをしてみたいと思います。
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ライフオーガナイザー 小峯美保
HP : 整うしくみ研究室 / atelier Hygge