おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
前編では、自分に合った「分け方」ができるまでの過程をご紹介しました。後編では、「自分に合った分け方」ができたタスクボードを使うことで、どんな効果があったのか、3つのことをご紹介します。
■行動をまとめることで、時間が作れた!
タスクボードを「家」と「外」で分けるようになると、「外」に貼った付箋を、さらに行く方面で分けるようになりました。
今までは、空き時間があれば、「早く済ませておきたい」の一心で、動線よりも行動が優先することが多かったのですが、用事を行き先の方面でまとめはじめると、無駄に往復していたことがよくわかりました。
分け方を変えたことで、出かけたついでにタスクを済ませることが簡単にできるようになりました。今では、「あ〜、ついでに行っておけばよかった」「今日、行ったばかりなのに」、こんなこともなくなり、行き先の方面での用事を先取りして集めるまでに。イメージはこんな感じです。
こうしたセット行動で、実質の往復の移動時間がかなり減りました。労力も考えると、かなりのお得感(笑)。1カ月で考えると、1日休養できるのでは?っと思えるくらいの時間に匹敵します。こうして新たな時間を作ることもできるのです。
■頭の中の交通整理ができれば、切り替えが速い
時間内にタスクを詰め込みすぎていると、予定外のことが起きたとき、頭の中がいっぱいになり手が止まってしまう…。
はい!これ私です。現実逃避をしたくなります(苦笑)。
それが、一覧できるボードを作ってからは、予定外の時間が増えても減っても、付箋を動かすことで、できることの優先順位が決めやすくなりました。
止まりがちだった手を動かすことで、気持ちの切り替えが簡単にできるようになりました。次の行動がわかりやすくなると、淡々と終わらせていくことができる。おかげで、仕事のはかどり方まで変わりましたよ。
■「人に頼みやすい仕組み」はイライラする自分も変わる
「今」の優先順位が立てやすくなると、自分でこなせる量も把握しやすくなります。タスクボード見て、「無理そう」と思うと、人に頼むことができるようになりました。
全体の中から、何を頼みやすいかが一目瞭然なので、ホワイトペンで「依頼したいグループ」のスペースを作れば、付箋を集めることができます。
その結果、タスクそのものを人に頼むだけでなく、家族にも家事を頼みやすくなりました。たとえば、仕事が重なり、家事に時間をとれないと思ったときは家族との相談から始めます。家族も、タスクボードを見ればどんな状態か理解できるので、家事をそのままお願いしても快く引き受けてくれるようになりました。
以前の私だと、「頑張っているのに、いつも時間がない」といった勝手な思いで、「手伝ってよ!」と押しつけることもあったのです。ボードを見せるだけで、こんなにあっさり了解してくれるとは(笑)。
こうして、タスクを見える化し、自分に合う分け方をしたことで、時間の使い方は変わってくるのだと実感しています。今は、自分のやりたいことができる「私じかん」までも、作れるように変わってきています!
先日も、すき間時間を使って「いつかやろう」と思っていた、出したかったお便りを出しましたよ(笑)。
タスクボードを使い始めても、まだまだ時間の使い方には改善の余地があります。それでも、「自分に合った分け方」を知れたことで、「イライラ」「セカセカ」気分が消えて、「私じかん」を楽しめるようになると、嬉しいものです。
全部「見える化」して、自分に合った分け方を知ることで、行動しやすくなるのは、時間もものも同じですね。
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ライフオーガナイザー秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing