おはようございます。
ライフオーガナイザーの東風平美穂です。
家に居る時間が長くなり、家の中のことが気になるようになりました。子どもたちがよく遊ぶ、和室の傷みが特に気になり、リニューアルすることにしました。
まずは畳の表替えを業者さんに依頼。ぼろぼろだった畳は見違えるほどきれいに、ぴっかぴかになりました。その際、障子の張り替えも考えていると相談したところ、いろいろと知識を教えてくださったのです。
今回は、自分たちで障子の張り替えをすることにしました。必要なものや準備から張り替えまで、ポイントと実際やってみて感じたことをお伝えします。
■貼る方法は3つある、必要な道具とは
子どもたちがあばれてたくさん穴があいた下のほうは、持っていた壁紙を両面テープで貼ってごまかしていました。けれども最近はごまかせないほどひどくなっていたので、思い切って張り替えることにしました。
障子の張り替え方法は、アイロン貼り・両面テープ貼り・のり貼りの3つの方法があります。
熱で貼るアイロン貼りは、はがすときも熱を使う。両面テープも熱で変質する可能性がある。気軽に貼れる、アイロンやテープ貼りは熱ではがれる可能性があり、わが家のような直射日光が当たる場所なら、のり貼りがおすすめと教えてもらいました。既存のものものり貼りだったため、今回ものり貼りでやってみることに決めました。
必要なものは、大判ブルーシート、霧吹き、ぞうきん、掃除用ヘラ、カッター、障子用カット定規(480円)、障子紙(1,280円)、障子用のり(188円)、のり刷毛(100円)です。
ホームセンターや100均で購入したものの合計は、2,048円(税抜)でした。
■事前準備は、みんなで楽しく
まずは、既存の障子紙をはがします。
先に、床が汚れないようブルーシートを敷いておきます。障子を外して床に置き、裏側から霧吹きで紙をぬらします。
5分ほど置いてから、はがしていきます。この作業は、子どもたちが楽しそうに遊びながらやってくれました。市販の「はがし液」という商品もありますが、水で充分きれいにはがれました。
のりが残らないよう、ヘラやぞうきんで拭き取り、しっかりと乾かします。のりが残っていたり、濡れていると、接着しづらいそうです。
■張り替えのポイントは、「きめこみ・きりこみ」
障子紙に付属していた、仮止めテープを使い(マスキングテープでも可)、枠に紙を仮止めしていきます。
枠より少し長めに紙をカットしたあと、紙を元に戻し(巻き戻し)桟にのりを付けていきます。
ガイド付きのハケいらずののりでしたが、ハケを使ってのばすと均一になります。
すべての桟にのりを乗せたら、紙を貼り付けていきます。
このとき、中央からすみのほうへ手で押さえていくときれいに張れます。その後は、すぐではなく5分くらいおいてから、半乾きの状態ではみ出た紙をカットします。
そのとき、障子専用のカット定規を使いますが、枠の端にしっかり定規を入れ込み、くっきりと型をつけるのがポイント(きめこみと言います)。きめこみをしたら、カット定規をあててカッターで紙を切り取っていきます。
紙の四隅に切り込みを入れておくのも、切り取りやすくするポイントです。全部切り取ったら、乾かして終了。大人ふたりがかりで、障子1枚あたり30分ほどかかりました。
はがし作業から完成まで半日ほどかかり、床にひざをついての作業は重労働でしたが、張り終えたあとはとっても達成感があり、障子に愛着がわきました。裏から見ると、多少ぎざぎざなところはありますが、表からみるとなかなかきれいです。和室の明るさもアップしました。
やってみるまでは「大変そう……」と思い込んでいましたが、実際に張り替えてみると、特別な技術不要で、素人でも思った以上にきれいにできて大満足です。これからは子どもたちが多少穴をあけたとしても「簡単に張り替えできる自信」があるので、おおらかな気持ちでいられそうです。
和室に関する記事はこちらにも:
・襖(ふすま)を最大限活用! 和室が布1枚でキッズスペースにぴったりのPOPな空間へ。
・子ども部屋から和室へ。ランドセル置き場の引っ越しで実現する“自宅内ノマドスタイル”
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 東風平美穂(こちんだみほ)
ブログ : ココチイイコト~自分の好き♡と出会うくらし方~