おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
前回に引き続き、千葉県習志野市在住のライフオーガナイザー田所励子さんのお宅をご紹介します。今回は、タオル収納について伺いました。
過去記事はこちら:
・準備から食材の在庫管理まで子どもにお任せ、小さな工夫がお母さんを自由に
田所さんは、大学生と中学2年生の息子さんとマンション暮らし。ご主人は現在、単身赴任中です。
田所さん宅のタオル収納は洗面所にあります。収納スペースに対してゆったりと収まった様子と、「台所」「手拭き」「洗顔」「アイスノン」「バスタオル」「サッカー合宿」という用途別の細かいラベリングが印象的です。
実は、この収納方法になる前は、タオルの数も収納いっぱいにあり、バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル・・・というようにサイズ別に収納していました。当時は、タオルを使うたびに収納が乱れ、ストレスを感じていたといいます。原因は、用途によって使いたいタオルが異なり、重なったタオルの下から目的のタオルを引っ張り出していたことでした。
「たくさん重なったタオルの中から、たとえば子どもがサッカー用のタオルを取り出そうとすれば、どんなに気をつけても崩れてしまって当然、と気がついたんです」と田所さん。たくさん入っていたタオルを厳選。用途別の分類に切り替えました。
さらに、家族にわかりやすいよう使い道にあわせてタオルの色を分けました。台所用は扉の色にあわせてネイビー、洗面所の手ふきは以前から使っていたブラウン・・・といった具合です。
ご家族は、田所さんの意図した通りに使い分けていないこともあるようですが、用途別にはっきりと分けたことで、田所さん自身は非常に満足しているそうです。こだわりつつも、おおらかでもある、そのバランス感覚は見習いたいですね。
しっかり分けたいトイレの手ふき用タオルは、他のタオルと収納場所も分け、トイレの吊り戸棚を定位置に。変えたいと思ったときに、その場ですぐに交換。タオルのためだけに、トイレとタオル置き場を行ったり来たりせずにすみます。
現在は、“きれいに収めていたのに、いつの間にかグシャグシャ”ということもなくなり、ストレスの種が一つ減りました。「用途ごとに分けたことも良かったですが、よく使うものこそ数を控えめにして、取り出しやすく戻しやすいことが大切だと気づきました」と田所さん。頻繁に使うものは、つい数を増やしてしまいがちですが、逆に控えめにするというのも一つの手なんですね!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事・撮影:会田麻実子
ライフオーガナイザー 田所励子