おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザー佐藤美香さん宅の子ども部屋をご紹介します。
佐藤さんは、小学6年生と3年生の2人の娘さんとご主人の4人暮らし。来年1月には3人目のお子さんが生まれる予定です。
過去記事はこちら:
・“自分のことは自分でできる”を育む、子どもが手伝いたくなるキッチン
・単身赴任、妊娠、そして出産!人生の転機、変化の波を「片づけ」で乗りこなす
・子どもも夫も迷わない工夫が満載!食材を無駄にしない冷蔵庫
・こっそり捨てるのはNG! 子どもの作品は“場所を決めてディスプレイ”で解決
女の子らしくかわいらしい色使いのデスク周り。どんな部屋にしたいか、子どもたちと相談して、目から楽しめる部屋にしました。ついつい親の価値観で口を出してしまいがちですが、ここは子どもたちのお城。ファイルボックスも赤とピンクが混ざっているなど、子どもたちの感性を大切にしています。
勉強机の正面の「IKEA」のマグネットボードや机の上などには、子どもたちの工作やぬいぐるみ、アクセサリーなど、さまざまなものが並んでいます。勉強机というと「机の上は勉強関係のものだけ!」と言いたくなるところですが・・・。
実は、これはライフオーガナイザーでもある家庭教師の方から「机の上をきれいに片づけている子より、好きなものを並べている子のほうが伸びる」という話を聞いて取り入れたもの。子どもたちは、好きなものを自由に飾りながら収納しています。
子どもたちのクローゼットは、全体をパッと把握でき、らくに楽しく服を選べるようにしています。子どもたちが自分で洋服をかけたり外したりできるよう、「IKEA」で購入したパイプハンガーを子どもたちが届く高さに取り付けました。
佐藤さんの娘さんは、長女が左利きで、次女が右利き。パイプハンガーには、左側に長女、右側に次女の洋服をかけるようにしました。
ボトムスを入れている半透明の収納ボックスは「テンマフィッツワールド」の「プロフィックス カバコ」。
フタを開けたままにしておけるので、欲しい服がすぐに見つけられます。洗濯した服はボックスにポンと入れればいいので、子どもたちも無理なく使いこなしているそうです。
以前は、「片づけは自分がやらねばと孤軍奮闘していた」と言う佐藤さん。片づけについて子どもたちと話す中で、「“自分で考えて行動する”という一番大切な成長の機会を奪っていると感じた」と言います。その反省を胸に、一つ一つ子どもたちに確認しながら進めてきた子ども部屋づくり。時間をかけてつくりあげた子ども部屋は、自分のことは自分でできる、楽しくわかりやすい仕組みが満載の部屋になりました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:会田麻実子
ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:楽しくわかりやすい収納