蔵書管理アプリで簡単♪ 1Kの住まいでも1,000冊の本がすぐに取り出せる本の収納法

おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

「持ちたい本は好きなだけもつ」「本を紹介することで喜んでもらえることが好きなんです。目指せ!本のお見合いおばさん」と話すのは、書店勤務歴20数年、鳥取のライフオーガナイザー尾上今日子さん

1Kのお住まいに持っている本はなんと1000冊。 そんな尾上さんの本のベストな収納は、「読みたい本をすぐに取り出せること」。最近はさらに、本のストックの管理が簡単にできるアプリを使い始めたのだそう。本の取り出しもラクになり、持っている本の整理、買いたい本の情報管理もできるのだとか。他にも意外な効果が!

「読みたい本をすぐに取り出せるための収納方法」「アプリを使って気がついた意外な効果」について2回にわたりご紹介します。

■本の収納は「本棚に並べる」より「分類で見つけやすく」を優先

「理想の本棚は、家の壁面ほぼすべて本棚。読みたい本がすぐに取り出せる収納」。でも、現実はスペースがありません。「本棚に置いてあるのは10冊程度です」と、尾上さん。

蔵書管理アプリで簡単♪ 1Kでも1000冊の本がすぐに取り出せる本の収納法

残りの990冊ほどの本は、なんと!箱に入れて収納しています。本を分類して箱ごとに収め、箱から取り出す方式にしているそう。

「読みたい本がすぐに取り出せること」を最優先にしている尾上さん、1000冊の本から読みたい1冊の本を見つけるために、「分類」を重視。さらに、どの箱に入っているかを一目でわかるように、手書きでラベリングをしています。

蔵書管理アプリで簡単♪ 1Kでも1000冊の本がすぐに取り出せる本の収納法

収納の場所は、ベッドの下に15箱、押入れ奥に10箱。使っている箱は、書店で入荷するときに使われる11号サイズの段ボール。湿気対策として、各箱の隙間に乾燥剤を入れています。

蔵書管理アプリで簡単♪ 1Kでも1000冊の本がすぐに取り出せる本の収納法

理想の本棚は叶わなくても、「分類」できていることで、本を見つけるストレスは少ないのだとか。

さらに、最近見つけたアプリを使うと、読みたい本の取り出しがさらにラクになったそうなのです。

■アプリで、いつでも確認できる本の一覧リストと分類作業

使っているアプリは、「蔵書マネージャー」。

蔵書管理アプリで簡単♪ 1Kでも1000冊の本がすぐに取り出せる本の収納法

本の裏にあるISBNという本を特定するバーコード「書誌情報」を読み取ることができます。

蔵書管理アプリで簡単♪ 1Kでも1000冊の本がすぐに取り出せる本の収納法

読み取るだけで、本の値段・大きさ・発行日など書誌情報が登録されます。「1秒で登録できるんですよ」と、尾上さん。登録した本は、自分の好きなキーワードでフォルダに仕分けすることができます。

20180115onoue_6

フォルダは無限に作成でき、フォルダ内にもフォルダを作ることも可能。思いついたキーワードで仕分けしても、あとでいくらでもフォルダに入れ替えることもできるのだとか。実際に手にとって本を分けると、うっかり読み始めたり、本を手に取る作業にも時間がかかりますが、これだと、隙間時間にできるので、分類作業もラクにできそうですね。

■「検索」から欲しい本が見つかる仕組み

尾上さんが、アプリを使い始めて本の取り出しがラクにできると感じた理由は、以下の3つ。

1.メモ機能が使える(自分が思い出しやすい・取り出しやすい言葉を入力)
2.メモや登録されている情報から検索ができる
3.フォルダと本の収納箱を、数字を使ってリンクさせることで、取り出す時間が短縮できる

さらにこのアプリは、実際の本を取り出すときだけでなく、持っている本を持ち歩ける外部メモリとしても使えるのだとか。友人や仕事上で紹介したい本も、必要なときに、自分が所有している本のリストをパッと共有することができるそう。尾上さんが目指す“本のお見合いおばさん”としても、心強いツールとなってるようです。

本棚から本が溢れてくると、「捨てないと整理ができない」「本棚に入るだけにしなければ」と、本の整理に悩んでしまうことは多いですが、尾上さんのように「自分にとってベストな本の持ち方」から収納方法を考えると、ストレスのない本の持ち方ができそうですね。

次回は、本を整理することで、片づけの方向性が見つかるヒントになるアプリの使い方をご紹介します。お楽しみに。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 尾上今日子
ブログ:片づけ個別サポートBookshelf

編集:秋山陽子

メンバー紹介
手放し先リスト
学習スペース