おはようございます。
日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。
このWEBマガジンでは、ライフオーガナイザーによる時間を生み出す片づけ・収納のコツを毎日お届けしていますが、それ以外にもライフオーガナイザーの活動や「人」にスポットをあてた記事もご紹介していきたいと思います。
ちょうど2週間前、片づけ大賞というイベントが東京で行われました。
片づけの仕事を業とするプロたちが、片づけられない人を実際にどのようにサポートしているのか、サポートをすることでクライアントにどのような変化があらわれるのか、片づけのプロに依頼することでどのような効果があるのかを発表する式典で、会場参加者投票・審査員採点による合計点で受賞者が決定するというもの。
米国で開催されていたイベントをモデルとし、日本では2回目の開催となった片づけのプロによる全国大会です。(米国では過去7回開催されています。)
当日は片づけのプロだけではなく、多くの一般の方にも来場いただきました。
今年はこども部門が新設され、「片づけ」をテーマとした夏休みの自由研究の結果を表彰する日本初の試みも行われました。
これは入賞者の小学3年生の研究内容です。
すばらしい研究内容と、非常にクオリティの高いプレゼンテーションに、大人たちも感動することしきり。
表彰された小学生たちも誇らしそうです。
今年の片づけ大賞の受賞者はこの方々です。
個人部門 大賞受賞者:国広陽子さん(広島県)写真左上
法人部門 大賞受賞者:森下純子さん(千葉県)写真右上
審査員特別賞受賞者 :吉川圭子さん(神奈川県)写真左下
審査員特別賞受賞者 :米屋淳子さん(埼玉県)写真右下
このWEBマガジンでお伝えしているような、片づけや収納のコツを知るだけで、自分で暮らしを整えることができる方もいれば、自分だけでは何からはじめていいかわからない、自分ひとりではどうすることもできない、そういう方もいらっしゃいます。
ちょっと固い話になりますが、日本は戦後70年をむかえ、住環境や個々の価値観、流通するモノや情報の量は昔とくらべ劇的に変わってきています。
便利で物質的には豊かな時代を迎えた反面、モノと情報が氾濫する現代の日本では、昔のように誰もが自己流で整理整頓ができるほど、空間もモノも情報も思考も単純ではなくなっています。
学校の家庭科で「片づけ、整理整頓」を学ぶ時代であり、学ばなければ快適な生活を営むことすら困難になっていると感じています。
日本人の高齢化とともに、介護問題が国や国民の重要事項となり、ヘルパーや介護福祉士といったプロの人材が必要とされ、職業として確立してきたように、「片づけられない人」の増加に対する「片づけ・整理のプロ」という職業の普及と認知度を向上させることは、すでに片づけのプロとして活動している私たちの使命だと考えます。
どうしても自分だけではうまくいかない、そんな時には是非プロの手をかりて、早く楽な暮らしを手に入れてくださいね。
美容院やネイルサロンに行くように、気軽に依頼してみてください。
自分の人生という限られた時間の中で、何に時間を使いたいのか、誰と一緒に過ごしたいのか、誰とどんな暮らしをしたいのか。
ライフオーガナイザーは考えることからお手伝いしますよ!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
日本ライフオーガナイザー協会代表理事 高原真由美