おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
栃木県のHさんからご質問いただいた処方薬の収納について、編集チームの会田さんがご自身の例を紹介しています。
以前から薄々「そうかな?」と感じてはいましたが…、どうやら会田さんは(も)見えないと忘れる性質のようです。親近感を覚えます。なぜなら、わたしも同じ性質だからです!
同じ「見えないと忘れる」系のライフオーガナイザーである、会田さんとわたし。そんなふたりが「出しっぱなしだと気になるけれど、しまいこむと忘れてしまう」という同じ理由で困っていた、服用中の処方薬。最終的にたどり着いた方法も「同じ」かというと…?
わが家の場合は、流れ流れてココにたどり着きました↓
キッチンです。
服用中の処方薬は、冷蔵庫のすぐ隣、グラス類を入れているキャビネットの中へ。扉を閉めてしまえば、処方薬は見えません。けれども、ここはグラスを取り出すために朝昼晩と頻繁に開ける場所。忘れっぽいわたしでも、薬が目について「あ、飲まなきゃ!」と思い出すことができます。
おまけに、ここなら…。
- 扉を開けてグラスを手に取り、
- すぐ横の冷蔵庫から水を出して注ぎ、
- 薬を飲む。
そんな一連の動作が、一歩も動かずにすむズボラ仕様。さらにズボラを極めるため、「薬を飲む」という工程も次のように分解し…。
- 処方薬を袋から出し、
- 必要分だけをシートから切り離して、
- 薬を飲む。
薬の服用期間中、イライラしながら1と2を繰り返さなくてもすむ方法を考えてみました。
大人が服用する処方薬(錠剤)は、包装シートから取り出してピルケースへ。
このケースは、アメリカのドラッグストアで処方薬を出すときに実際に使われているもの。子どものイタズラや誤飲を防ぐため、ふたを本体に押し込んで回さないと開かない「セイフティーキャップ」が採用されています(楽天などの通販サイトでも販売されています)。
詰め替えることで、処方薬の収納スペースが節約できるうえ、毎回シートから薬を取り出す手間がかからなくなって、家族にも好評です。
分包シートがずら〜っと繋がった状態で出されることが多い、子ども用の処方薬。これもすべて切り離し、種類別にまとめてボックスへ。服用のたびに切り離す手間も、慌ててシートを破って粉をこぼすイライラもなくなりました。
同じ「見えないと忘れる」系のライフオーガナイザーが、同じ理由で収納に頭を悩ませた服用中の処方薬。そんなわかりやすい共通点があるにも関わらず、最終的に導き出した答えは別モノ。でも、どちらの家庭でも処方薬の収納問題は一件落着。またひとつ、暮らしがラクになりました。
改めて、わたし達の収納方法の違いをチェックしてみてくださいね:
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に