おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
前回に引き続き、神奈川県横浜市在住のマスターライフオーガナイザー佐藤美香さん宅をご紹介します。
佐藤さんは3階建ての一戸建てに、2人の娘さんとご主人の4人暮らし。この10月にご主人が長い単身赴任から戻り、さらに来年1月には3人目のお子さんが生まれるなど、生活スタイルが大きく変化しています。最近それに合わせて、収納を見直したとのこと。
過去記事はこちら:
・“自分のことは自分でできる”を育む、子どもが手伝いたくなるキッチン
ご主人が単身赴任から帰ってきて収納する洋服の数が増えた上、「あれはどこ?」と聞かれることが多くなったため、クローゼットの収納法を大幅に変更。クローゼット左半分をご主人、右半分を佐藤さんというようにスペースを分けたので、それぞれの服の量が一目でわかるようになりました。
ご主人ためのプラスチックケースには、中身がすぐにわかるように「家着」「長袖」「ズボン」などのラベルを。現在のシールは、使いやすいか確認する期間限定の“仮ラベル”。これで問題ないと確認できたところで、ラベルライターのラベルに変更する予定です。
妊娠してベビー用品を贈られることが増えたという佐藤さん。ベッド下の引き出し一つを空にして、いただいたベビー用品を入れるスペースに変えました。仕切りを使って種類別に並べておくと、何がどれくらいあるのか把握でき、買い足しの計画も立てやすくなります。
もらったときに分けておくという方法は、洋服のお下がりをもらったときなどにも役立ちそうですね。
妊娠により、いずれ2階の脱衣所と3階の寝室との行き来がつらくなると予想。下着やパジャマの収納スペースを脱衣所に設けました。また、お風呂上がりにすぐにタオルを手に取れるよう、お風呂場から出たところにタオルホルダーを準備。洗濯物の量が増えるバスタオルの使用をやめ、タオルはすべてフェイスタオルで揃えたことで、見た目も整然とすっきりしました。
実はこのタオルホルダーは、佐藤さんの手作り。壁にある5cmほどの凹みを活用したいと考えていたときに、壁と床が接する部分にはる幅木がちょうどいい大きさであることを発見。幅木をL字に組んで棚にしました。小さなスペースもあきらめずに有効活用する姿勢は、見習いたいですね。
妊娠という嬉しい出来事。ですが、実は想定外だったのだそう。「人生設計が大きく変わってしまいました!」と佐藤さんは笑います。今、目の前で起きている変化の波をただやりすごすのではなく、今後さらに変化するであろう未来を見据え、そのために暮らしを整えている佐藤さん。その広い視野が、新しい家族を笑顔で迎えることにもつながるのかもしれません。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:会田麻実子
ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:楽しくわかりやすい収納