おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
引き続き、神奈川県横浜市在住のマスターライフオーガナイザー佐藤美香さん宅の冷蔵庫収納をご紹介します。
佐藤さんは、築6年の戸建てに、小学6年生と3年生の娘さん、ご主人の4人暮らし。来年1月には3人目のお子さんが生まれる予定です。
過去の記事はこちら
・“自分のことは自分でできる”を育む、子どもが手伝いたくなるキッチン
・単身赴任、妊娠、そして出産! 人生の転機、変化の波を「片づけ」で乗りこなす
佐藤さんのお宅には、月に2回、群馬県に住むご主人のお母様からダンボールいっぱいの野菜が届きます。さらに、食材は日曜日にまとめ買いすることに決めています。
届いた野菜やまとめ買いした食材をしっかり使い切るために、そして子どもたちが手伝いやすいように、冷蔵庫にはいろいろな工夫がされています。
週に一度、まとめ買いをしているとは思えないほど、整理整頓されている冷蔵庫。取材にお伺いしたのは火曜日ですから、この整然とした状態は驚きです。
上から2段目が空いていますが、これは帰宅が夜遅いご主人の夕食を、トレーにセットして入れておくためのスペース。トレーごと冷蔵庫から出して、電子レンジで温めるだけでいいので、ご主人も簡単に準備ができます。
味噌汁に入れる味噌や具材、ご飯にかけるふりかけや海苔、パンにつけるバターなどは、それぞれプラスチックのカゴにセットにして収納。味噌汁を作るときには「みそしるセット」というように、カゴごと取り出せばいいので、子どもたちも簡単にお手伝いができます。ラベルも子どもたちに分かりやすいよう、ひらがなやカタカナで。
冷凍庫には、カレーやシチューだけでなく、野菜やキノコ、油揚げなどもカットして保存。プラスチックケースは冷凍庫の高さに合わせて選びました。同じサイズで揃えると数が増えてもスッキリ収まります。ご主人の実家から届く大量の野菜も、こうして冷凍しておけば腐らせることなく使い切れます。
ラベリングは、妊娠して子どもたちに手伝ってもらうことが増えたこともあり、中身がわかりやすいように始めたもの。中には「チンするだけ」「やくだけ」「ピザのぐ」と書かれたラベルも。これは、佐藤さんが急に体調を崩しても、子どもたちだけで料理できるようにと考えた工夫です。
粉ものや乾物には虫がつきやすいと聞いて、プラスチックケースに入れ替えて冷蔵庫の下段に収納しています。
この引き出しは、本来は野菜室として使用される引き出し。佐藤さんは週に一度の買い物の後、野菜をまとめて下処理するので、粉ものや乾物に多くスペースを用意できます。この週末の仕込みのおかげで、毎日の献立を考える憂鬱から解放されてとても快適になったそうです。
「生活力のある子に育ってほしい」という佐藤さん。冷蔵庫の中も子どもたちが迷わない工夫と、そして、食材を無駄にしないアイディアが満載でした。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:会田麻実子
ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:楽しくわかりやすい収納