おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
タオル収納、食品収納とご紹介してきた千葉県習志野市在住のライフオーガナイザー田所励子さんのお宅。
過去記事はこちら:
・準備から食材の在庫管理まで子どもにお任せ♪小さな工夫がお母さんを自由に
・よく使うものこそ数を少なく!タオルの用途別収納で、収納も心もスッキリ
今回ご紹介するのは、中学2年生の息子さんの子ども部屋のビフォーアフターです。
現在の様子はこちら:
息子さんは、部屋が乱れてきたら「収納からものを全て出し、整理する」ことが中学2年生にしてすでに習慣になっているといいいます。生まれながら片づけ上手だったのかな?と思ってしまいますが、なんと小学校低学年までは片づけが苦手だったそう。なぜ田所さんの息子さんはこんな風に変わったのか、今回はその秘密を伺いました。
こちらの写真が「ビフォー」。息子さんが小学2年生当時の子ども部屋です。
「今見ると、子どもが管理するにはものが多すぎるし、ゴチャゴチャして落ち着かないなと思います」と田所さん。出し入れがしにくいこともあり、息子さん一人では片づけができない状態でした。
息子さんが変化するきっかけとなったのは、ライフオーガナイザーのサポートを受けたこと。ライフオーガナイザーとママ友だったこともあり、軽い気持ちでお願いしたといいます。
最初は、あまりやる気が感じられなかったという息子さんですが、サポートを受ける中で生き生きと変化していきました。ライフオーガナイザーに「自分で選んでいい」と言われたこと、一人の大人として扱ってもらえたことが、自立心の強い息子さんには効果的だったと田所さんは感じたそうです。
こちらが、オーガナイズサポート後の写真です。
息子さんが自分で選んだものだけが残り、使用頻度の高いものが使いやすい場所にすっきりと置かれています。
その後、田所さん自身がライフオーガナイザーの資格を取得し、息子さんとプチリニューアルを重ねました。その中で最終目標としたのが、「自分の部屋にベッドとお兄ちゃんが持っているような椅子をおく」ということでした。
現在の部屋はその夢が叶い、自分で選んだものだけが収まっています。お気に入りの椅子に座れば勉強道具、漫画、服…すべてのものに手が届き、ベッドもすぐそこ。まるでコックピットのような大好きな空間です。
「今の子ども部屋はちょっと雑然としているなと思っています。でも、これがリアルなので」と田所さん。親の価値観をおしつけず、子どもを見守る姿勢は見習いたいですね。
ついつい、「片づけなさい」と頭ごなしに叱ってしまいがちな子どもの片づけ。本人の願いにしっかりと耳を傾け、やる気を育て、成長を促すことは、少し時間がかかったとしても、結果として“親も子どもも楽な暮らし”を作ることにつながるのかもしれません。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事・撮影:会田麻実子
ライフオーガナイザー 田所励子