メリハリと見え方がポイント!オープン収納のゴチャつき問題を解決

おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

今日は、埼玉県三郷市在住のマスターライフオーガナイザー、巽洋子さん宅をご紹介します。

5年前に建てたご自宅に、ご主人と2人の娘さんの4人で暮らしている巽さん。フリーランスで中小企業向けの広報アドバイザー業務を行うとともに、ライフオーガナイザーとして収納アドバイスやセミナーを開催するアクティブなワーキングマザーです。

オープン収納のゴチャつき問題を解決

巽邸は、同じ空間の中でフロアの高さを変えて層を構成する“スキップフロア”を採用した2階建て6層の設計。リビングとキッチン&ダイニングは、高低差のある一つの大きな空間の中にあり、いつでも家族の気配を感じることができます。その最上層、キッチン&ダイニングから1層上がったスペースに、巽さんが“ライブラリー”と呼ぶ空間があります。

オープン収納のゴチャつき問題を解決

ライブラリーには、広々としたデスクと大容量のオープンの本棚があります。デスクは、巽さんやご主人がオフィスから持ち帰った仕事をしたり、子どもたちがお絵かきや宿題をしたりするスペース。ここを“ライブラリー”と呼んでいるのは、子どもたちが本に触れるスペースを作りたいという思いから。百科事典、世界地図、アートブックなども子どもたちの手の届くところに納めました。

リビングとダイニング&キッチンが一つのスペースにある巽邸。最上層にあるライブラリーは、この大空間の中でも特に目立つ場所にあります。ともすればゴチャつきが気になりそうですが・・・。

オープン収納のゴチャつき問題を解決

ダイニングから見上げてみると、デスクが目隠しになって本棚の下段は見えません。目につきやすい上段は見た目の美しいものを中心に、見えない下段は書類など生活上必要なものやお子さんの本などを置くなど、スキップフロアならではの高低差と家具配置の工夫で、見た目と使い勝手を両立しています。

オープン収納のゴチャつき問題を解決

ライブラリーへの階段を上がった右側には、DIYで作ったシェルフが。ここにはプリンターや書類などのほか、裁縫箱なども収納しています。目の高さにある2段め3段めは見た目も考慮。下段はポスターを立てかけて隠し、その分細かいものをしっかり収納しています。

出し入れの手間も時間もかからないオープン収納。最強の時短収納ではありますが、見た目が問題になりがち。目につきやすい上段は美しく、見えにくい下段はしっかり収める。そんなメリハリのあるものの置き方や家具配置の工夫で、巽家ではオープン収納をすっきりと使いこなしています。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。

記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:会田麻実子

ライフオーガナイザー 巽洋子

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