「無印良品」と「IKEA」で実現! キッチンの「見せる収納」と「隠す収納」

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

今日ご紹介するのは、神奈川県鎌倉市在住のマスターライフオーガナイザー、住江直美さんのご自宅。住江さんは、築13年の戸建てに、ご主人と2人の息子さん(18歳と12歳)との4人で暮らしています。

料理を作るのも食べるのも(飲むのも〜!)大好き、ホームパーティをすることも多いという住江さん。そんな料理上手のキッチンがどんな風になっているのか、編集部一同、興味津々で伺いました。

 「無印良品」と「IKEA」で実現! キッチンの「見せる収納」と「隠す収納」

意外なことに、住江邸のキッチンは比較的コンパクトなつくり。備え付けのカップボードはなく、後から家具を入れて、現在の収納の仕組みを作り上げました。収納の基本は、取り出しやすく片づけやすい「見せる収納」。使う頻度の高いものを見えるように収納することで、使い勝手をよくしています。

実は、以前まで、扉を閉めればすべての食器や雑貨を隠せる「引き戸」付きの食器棚を使っていたそうです。見た目がすっきりするのはよかったのですが、「扉を開けるのも、閉めるのも面倒で…」。そんな経験から、「無印良品」の「ユニットシェルフ」を食器棚として採用することに決めました。

 「無印良品」と「IKEA」で実現! キッチンの「見せる収納」と「隠す収納」

多くのものが集まるキッチンで「見せる収納」といえば、雑多な印象になったり、掃除が大変だったりしがち。それなのに、住江邸のキッチンは、4人家族が暮らす家とは思えないほどすっきりとしています。その秘訣はなんなのでしょうか?

「オープンシェルフを食器棚として使うために、たくさんあった食器をすべて見直しました。使う頻度の高い、お気に入りだけを残すことにしたんです」という住江さん。

厳選した食器は大半が「白」。一部の小皿や盛り皿は、それを引き立てるダークカラー。そこにガラス素材のグラス類だけが残りました。シェルフに収めるときは、色や素材ごとにまとめて収納。たくさんの食器が並んでいても統一感があるのは、そんな理由からだったんですね。

どの食器もまんべんなく、こまめに使っていれば、ホコリのたまる暇もありません。並んでいる食器はすべてお気に入りのものなので、使う楽しさもアップ。どこに何があるのかひと目でわかり、扉を開け閉めする必要もないので、食器の出し入れもラクになりました。

 「無印良品」と「IKEA」で実現! キッチンの「見せる収納」と「隠す収納」

一方で、カラフルなパッケージのラップや保存容器、個別包装のコーヒーパックやティーバッグなど、見た目が“うるさい”アイテムは、「IKEA」のチェスト「KULLEN」の中へ「隠す収納」。もともとは衣類用のチェストですが、引き出しにレールがついているので開閉がスムーズ。収納力もあって使いやすいそうです。

そのほか、使用頻度の低いキッチン用品は箱に入れてシェルフの上に、2つあるゴミ箱はシェルフの下に、梱包に使うガムテープや紐はシェルフ横にひっかけた紙袋の中に、つぶしたダンボールはチェストの脇に。目立たない場所に「隠す収納」が採用されていました。

ものの管理がしやすい「見せる収納」と、生活感を出さない「隠す収納」。上手に使い分けることで、使い勝手のよい、美しいキッチンが手に入るんですね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

マスターライフオーガナイザー 住江直美さん

記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:さいとうきい

【参考】
ユニットシェルフ | 無印良品ネットストア
KULLEN チェスト(引き出し×3)| IKEA

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