【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~“見せる収納”は棚の素材選びから


おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

家づくりのリアルな“今”を記録している、【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てるシリーズ、今回は第11回です。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~“見せる収納”は棚の素材選びから

造り付けの収納棚を、あちこちに取りつけましたが、その多くを“見せる収納”にしました。その理由は、家族が「見えないと忘れてしまう」から。わざわざ扉を開けて、モノを出し入れする手間が億劫で、出しっぱなしになってしまうこともあります。

「パッと出せて、パッとしまえて、見た目もかっこよくしたい」、そんなことを考えながら“見せる収納”の計画をしました。

■コストを考え、棚板は2種類を使い分け

“見せる収納”に使う棚は、素材にこだわりたいところです。とはいえ、すべての棚をこだわるとコストがかさんでしまいます。そこで、コストをかけるところと、コストダウンをはかるところを分け、2種類の棚板を使い分けました。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~“見せる収納”は棚の素材選びから

写真上の棚板は、「ウッドワン」の無垢の木の収納シリーズのものです。たくさんの無垢材(集成材)から樹種を選ぶことができますが、今回はフローリングに合わせてオーク材を選び、玄関やリビングダイニングの、目立つ場所の“見せる収納”に使いました。

写真下の棚板はパイン材です。これは60×420㎝の大きな板を、大工さんが現場でサイズに合わせて切ってくれたものです。無塗装材なので、水回りなどに使う場合は注意が必要です。扉がつく収納や、“見せる収納”でも、あまり目立たない場所はこのパイン材を使いました。

■“見せる収納”は棚受金物選びもポイント

可動棚(棚の高さを自由に調整できるタイプ)でも、固定棚でも、棚受金物は必要です。“見せる収納”にする場合は、この金物の素材や色にもちょっとこだわりたいですね。

わが家の場合は、アイアンや真鍮を使ったインテリアを目指していました。そこで、「見せる収納」に使う金物は、わざわざアンティーク金物を取り扱っているお店に行って、一つ一つ選んだものを取りつけてもらいました。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~“見せる収納”は棚の素材選びから

また、可動棚の棚受金物も、“見せる収納”はブラック、その他の場所は通常のシルバー色と、使い分けることでコストを調整しました。

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■雑然としがちな玄関にはロールスクリーンをプラス

玄関では、「たたきに靴を出しっぱなしにせず、なるべく棚に戻してほしい」という希望を叶えるため、靴箱はやめて“見せる収納”にしました。

棚1段を1人分として、日ごろ履く靴を3足ずつ並べておくことができます。“自分の棚”が決まっているので、靴をしまうときにも迷いがありませんし、無理に突っ込む必要もありません。

とはいえ、玄関に置くものは、靴だけではありません。帽子や子どものおもちゃ、自転車用品、防災リュックなど品目が多いので、雑然としがち。最近は、マスクも玄関にスタンバイさせることにしたので、さらに混雑しています。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~“見せる収納”は棚の素材選びから

来客時くらいは、さっと隠せるようにしておこうと思い、天井にロールスクリーンを埋め込みました。

今のところ、玄関先ですむ来客ばかりで閉めたことのないロールスクリーンですが、いざというときは隠せるという安心感が嬉しいです。

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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”