子どもが自分から自由研究のテーマに “片づけ”を選びたくなる理由

おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。

あっという間に8月。
早くも「ドリル関係の宿題は終わった!」という子もいれば、「まだ手もつけていない!」というのんびりペースの子もいるかもしれません。

片づけ収納ドットコムでは、そんなのんびりペースの子ども達(とご両親)のため、以前ご紹介した「宿題シート」をプレゼントさせていただくことにしました!

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こちらのバナー↑もしくはサイドバーのバナーから、pdfファイルをダウンロードしてお使いください。

使い方など、詳しくは過去記事で:
夏休みの宿題対策! ガミガミ言わないための3つの仕組みづくり

けれども、夏休みの宿題はドリルだけではありません。最大の難関?といえば、自由研究。片づけ収納ドットコムでも、「今年の自由研究は片づけで決まり!」と何度もご紹介しています。

でも、正直なところ、工作よりも昆虫の観察よりも片づけに興味を持ってもらう、というファーストステップがいちばん難しい。
そこで、去年、当時小学3年生の長男が自由研究のテーマに“片づけ”を選ぶまでにどうステップを踏んだのか、ご紹介したいと思います。

■「片づけしたら気持ちいいよ! 忘れ物なくなるよ!」は親の都合!

「部屋を片づけたら気持ちが良くなるよ」、「モノがすぐに見つかるから忘れ物しなくなるよ」これで子どもが動き出せたならお母さんはラッキーだと思って、軽やかにファーストステップを。
たいていは悲しいけれど“心動かず”です。理由は、たいして困ってないし、重要だと思ってないから。

ということは、子どもが困っていること・重要だと思っていることと、片づけを繋げてあげるのがいいのです。

■その子に合った“片づけの目的”を見つける

子どもが自分から自由研究のテーマに “片づけ”を選びたくなる理由

わが家の長男の人生において最も重要なことは“サッカー”。寝ても覚めてもサッカーです。
「サッカーがうまくなるためにね・・・」と話し始めれば、何でも真剣です(笑)
まず最初に、サッカーがうまくなるために何に困っているのか、何が必要か、一緒に考えてみました。

・困っていること  → 必要なこと
用意に時間がかかる、忘れ物をする → 用意しやすいように置き場所を作る
コーチに言われたことをわかるようになりたい、いろいろなプレーをしたい → 本をたくさん読みたい

子どもが自分から自由研究のテーマに “片づけ”を選びたくなる理由

上の写真は去年の長男の自由研究のまとめです。
こまかく見ていただくと「サッカーをもっとうまくなりたい」という想い〈目的〉から用意しやすい場所と本を読むスペースづくり〈手段〉が浮き上がってきたことがわかります。
この順序が大切です! 手段のための目的ではなく、目的を叶えるための手段でないとモチベーションは上がりませんし、長続きできないのです。ここはしっかり子どもに寄り添うところですね。

■さぁ、片づけ始めよう!

ファーストステップが踏み出せれば、あとは進むのみ。逆に言えば、ここまでしっかり頭の中が整理できてから、次に進めるというわけです。
最初は「粘土で大きな恐竜を作ろうかな~」と言っていた長男も、ノリノリでスタートしました。

子どもが自分から自由研究のテーマに “片づけ”を選びたくなる理由

分けて、必要なものをスペースに戻し、どうやったらこの状態が維持できるかも話してみてください。
書籍「10歳からはじめるライフオーガナイズ 小学生のための楽しいかたづけ」には、こまかなステップもわかりやすく紹介されていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。

ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: おかたづけのじかん

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