おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
夏休みもあっという間に終わり、あんなに寝苦しかった夜の暑さもやわらいできましたね。8月のテーマは“リユース”。この時期におすすめのリユースネタをお届けします。
■お気に入りで散々着古したものほど捨てにくいのが子ども服
この夏でサイズアウトだけれど、「これはお気に入りで、相当着古したから譲ることも売ることもできないな」という子ども服はありませんか?
わが家は4歳差の男子二人兄弟。長男で着て、数年寝かせて、次男で着せると生地の劣化も進み、「譲れない・売れない」という状態の洋服は多いです。でも、そうしてお気に入りで着せてボロボロになった子ども服ほどすんなりとは捨てられないものなのです。
写真のTシャツの袖についた緑の絵の具だって、どんな絵を描いたときにどんなふうについた絵の具だったかすぐに思い出せるほど思い出がいっぱいです。
■使えるものはない?という目で、子ども服をチェック!
そんなときは洋服の装飾を見てみます。
写真のようにワッペンが付いていればシメシメ。ワッペンをハサミで切り取ります。
ワッペンでなくても、子ども服にはリボンやポケットなど飾りがついているものが多いですね。
■切り離したワッペンをワンポイントに
切り離したワッペンは、今着れるサイズの無地のTシャツに縫いつけます。
ザクザクと手縫いなので見た目はそこまできれいではないですが、わが子が着るだけなので良しとします。完成したときは、出来ばえよりも思い出がよみがえった嬉しさの方が何倍も上でした。
ちなみに、ワッペンをつける位置は背中の首元がおすすめ! 胸元にワッペン1つだとなんだか寂しいのですが、ここだと1つしかワッペンがなくてもしっくりきます。
前に付けたいときは、洋服の下の隅もおすすめです。
■思い出が延長される子ども服のリユース
10年前、長男が生まれたときに、「早く大きくならないかな」と購入した90㎝のTシャツ。
長男は袖を折りながら1歳から着始めて3年、少し休んで次男も3年着ました。
そして、100㎝と120㎝のTシャツにワッペンだけつけ替え、現在長男はサイズアウト、次男が今年の秋に120㎝のカーキのTシャツを着はじめる予定です。
これから次男が着られる年数も考えると、わが家で12年も活躍したことに! 90㎝のTシャツのままの状態と比べると倍近くになるはずです。
そして、うれしい誤算で、ワッペンをつけた100㎝のグレーのTシャツは次男しか着ていないので状態もよく、お下がりとして姪っ子の家へもらわれました。
思い出の一品が形を変えて、さらに思い出を重ねていく。これは洋服→洋服だけでなく、鞄→洋服、洋服→鞄などいろいろな重ね方がありますね。
「もったいないから」という理由だけではなく、心まで温まるリユース、ぜひ取り入れてみませんか?
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てればうれしいです。
ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: おかたづけのじかん