おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。
今日は大阪府在住のライフオーガナイザー谷本清己さん宅のキッチンをご紹介します。
大阪市内の5LDK(122平米)に、ご主人とふたりのお嬢様とお住まいの谷本さん。
協会本部講師としての講師活動やオリジナルセミナーの開催、カラーアドバイスや骨格診断など、さまざまなメソッドで女性の美とクローゼットづくりをサポートするサービスは、高い評判を得ています。
■ガラス扉に“目隠し”で、すっきりキッチンをかなえる
谷本家のキッチンは、赤い冷蔵庫が印象的な、落ち着いた雰囲気。一見すると、スッキリとして、表には何も出ていないように見えます。
「私自身、いろいろとモノが出ていると落ち着かないんです」。
食器棚のガラス部分には裏側からご自身で購入した布を貼って。これなら中身が見えず、キッチン全体がすっきり見えますね。
■家族が使いやすい収納法はなんですか?
そんなスッキリしたキッチンにも、出しっぱなしのアイテムが。普段使いしているグラスやカップ、ティーポットなどです。もともと片づけが得意な谷本さんは“しまいたい派”。でも、ご家族は、“出ていたほうが使いやすい派”。
表にモノが出ていなければ、掃除はしやすい。でも、出ていないと、家族は使えない。悩んだ末、家族の使いやすさを重視したのだそうです。
■家族が分かるキーワードで、探しやすく、使いやすく
棚の上に出ているのは“あたたかい飲みもの”コーナー。インスタントコーヒーや紅茶など、ご家族も含めてよく飲むものを置いているのだそう。これも、毎日出しっぱなし。
さらに、引出しの中も大きいくくりで言うと“飲むもの”。インスタントの味噌汁やカップスープ、さらには飲み薬も入っています。「飲むもの」というグループで収める位置を近くすることで探しやすく、毎日使うものは出しっぱなしにすることで、家族みんなが使いやすくなりました。
“すっきりしたキッチン=すべてをしまい込む”と考えがちですが、しまう場所にものを戻せなければ出しっぱなしになって、逆に空間がモノで溢れてしまうことも。「家族みんなが使いやすい方法は何?」を見つけてみましょう。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー/クローゼットオーガナイザー 谷本清己
記事・写真:白石規子