おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
前回ライフオーガナイザーだけが購入できる“ライフオーガナイズプランナー(以下、LOP)について、基本的な仕様をお伝えしました。今日は、約200人のライフオーガナイザーからのアンケート結果も合わせ、その仕様に隠されたメンバーの細かなこだわりを一挙にご紹介!
実は、この取材が始まった瞬間からお互いの手帳を見比べ、盛り上がるメンバーたち。驚いたのが手帳に使うペン(PILOT フリクションボール4)が偶然にもお揃いだったということ。
(一番左のペンは同じ仕様だけど少し高級だそうです。このネタでもひと盛り上がり)
しかも、『ペンの色は何色?』の質問に「私は黒じゃなくて、ブルーブラックなの」「私はブルーかライトブルー」「私は赤をバイオレットにしようか迷ってるわー」と大盛り上がり。「ペンの色は、黒・赤・青でしょ」と密かに思っていた私には衝撃の展開でした。
手帳に使うペンにまでこだわるメンバーたち。LOPにこめられたこだわりも、「本当だ!確かにこっちの方がいい!」の連続でした。
■こだわり1:書いているときにパタンと戻ってこない
2016年度版を改定した際、手帳を開いたときに手で押さえておかないと手帳が勝手に閉じてしまうという点を改善したそうです。その改善方法は、スピンと呼ばれるしおりひもを取ること。当たり前についていると思っていたスピンでさえ、本当に必要なのか検討するというこだわりです。
“180度手帳が開く”ことに着目して手帳を選んだことのなかった私には、それだけで目から鱗でした。
■こだわり2:もっと見やすく使いやすくするためのライン
もう1つのこだわりは、マンスリーの横のタスク管理の欄が、ラインでもなく方眼でもなくドットで区切られていること。この方がラインにとらわれることなく、より自由に空間を使えるそうです。
さらに、2016年度版に変わるときにラインの色を少しだけ濃くしたそう。言われるまでは気づかないこの違いが、毎日続けられる快適さに繋がるのかもしれないですね。
■こだわり3:市販品との組み合わせを考えたデザイン
タスク管理のスペースが付いている手帳は今やたくさん出ていますし、手帳マニアではない私もマンスリーの横にタスク管理の欄があるかどうかだけはチェックしています。
しかし、LOPのこだわりはそれ以上で、タスク管理の欄の幅が、よく使われる付箋の幅に合わせてあります。
本当にぴったり一緒!タスク管理を直接書いて棒線で消していく人もいれば、付箋に書いて貼って、終わったことから剥がして捨てていく人もいます。その付箋がピロピロと閉じた手帳の端から出ないように、付箋と同じ幅にしたそうです。
ちなみに、このときにはこの付箋の色とマンスリーに書き込む予定の色をリンクさせるというグッズ使いも教えていただきました!
毎日の自分の行動を手帳に書くことで見える化する。
見える化することで、自分を知り今の自分に必要な行動を選び取ることができる。
そして、後回しにしがちな「いつかやりたいこと」を実現できるようにする。
それが、LOPが目的とした“時間のオーガナイズ”です。
その最初の一歩である“毎日手帳を書く”ことをサポートするのが、手帳マニアと言われるプロジェクトメンバーたちの手帳へのこだわり…手帳への愛なのだと感じました。
ちなみに愛と言えば、ページの下部にはメンバーが考えた“時間への想いの言葉”が綴ってあるページもあるそうですよ。
LOPは現在市販されていませんが、LOPへのこだわりをヒントに、「自分なら何を重視して手帳を選ぶのか?」、自分に合った手帳を選ぶときの参考にしていただけると嬉しいです。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
LOPプロジェクト
編集ファシリテーター
吉本とも子さん HP:http://www.wf-stile.com/
メンバー (五十音順)
岩淵都さん ブログ:http://ameblo.jp/kyoto-1722/
橋岡尚美さん ブログ:http://ameblo.jp/naomiharmonia/
長谷部敦子さん
桝谷美緒さん
むらたますみさん ブログ:http://ameblo.jp/lifeorganizer-masumin/
吉川ひろ子さん ブログ:http://ameblo.jp/arranger-hiro/
写真:都築真未
編集:中村佳子