おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
暮らしていると、散らかるのは当然。「片づく仕組み」ができていると、リセットができ、元の状態をキープしやすいと聞きますが、「片づく仕組み」ってどんなことを言うのでしょうか? 今日は、岡山県倉敷市のライフオーガナイザー中桐真希子さんに「片づく仕組み」について教えていただきました。
目次
■「片づく仕組み」とは? 片づけがうまく運ぶ工夫のこと
「仕組み」とは、辞書で調べてみると、ことをうまく運ぶために工夫された計画とあります。つまり、「今回はたまたま片づいちゃった!」「以前は収納できていたのに、今回はどうもうまくいかない」となるのは、仕組みになっていないので、リバウンド一直線になりやすいということ。「仕組み」が大切なのはわかるけど、考えるだけで難しそう。そこで、中桐さんが作られている「片づく仕組み」を教えていただきました。
■捨てる仕組み~資源ゴミを持ち出すための定位置に
中桐さんのお宅のダイニングには、テーブルから少し離れたところに1脚の椅子が置いてあります。
ここは、玄関に通じるリビングダイニングの扉のすぐそば。この椅子は、来客のときの予備として使っていますが、それだけではありません。外に出かけるときに忘れたくないものを置く定位置でもあるのです。たとえば、スーパーで回収してくれる資源ゴミ。
出かけるときに持って行くことを忘れないように、椅子の上に準備。こうすることで、キッチンにゴミが溜まらないうちに持ち出し、「捨てる仕組み」になります。外に出るときには必ず通る場所なので、「持って出るはずだったのに」と、やりがちな忘れ物もなくなりそうですね。
■散らからない仕組み~持ち帰ったもののための仮置きに
この椅子には、帰宅したときにも役割があります。
帰宅するとまず、バッグや上着をイスに置きます。同時に、バッグの中から財布を出し、車の鍵と財布はチェストや決まった場所へ戻します。スーパーで買ってきたものは冷蔵庫など、それぞれの定位置へ。郵便物も定位置へ。2階に持って上がるものは、この椅子の上にまとめます。
2階に上がる際は必ず、この場所を経由するので、「ダイニングまわり・ダイニングテーブルが散らからない仕組み」になっているそう。椅子を持ち帰ったものの定位置にすることで、その後の行動も毎日変わらず、簡単にものを元の場所に戻せそうですね。
そう、同じ人が同じ行動をして同じ結果になる。これが「片づく仕組み」。
中桐さんのように、考えなくても、行動できる仕組みを作りたいものですね。
■仕組みには、自分をやる気にさせる工夫をプラス
さらに中桐さんは、仕組みをうまく機能させるために工夫していることがあります。それは、好きなものを取り入れること。このカルテルの椅子が大好きなんだとか。
大好きな椅子に何も乗っていない状態が好きなので、ものが乗っていたら見た目からくるストレスになるのだそう。だから、上に置いたものはできるだけ片づけたくなる。なるほど!!こうして、好きなものを取り入れることで、片づけを続けることもできそうです。
大好きな椅子を利用した、中桐さんのシンプルな「片づく仕組み」、真似したくなりますね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー中桐真希子
ブログ:マイ*ペース
編集:秋山陽子