もう捨てない!! 野菜を使い切ることができた4つの収納方法

おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

「野菜の上手な保存方法」「野菜を使い切るための上手な冷凍」…、こんな記事には、いちばんに反応し試してみるのですが、どうも続かない!!買ってきてすぐに一手間をかけておけば、後からがラクだとわかっておきながらも、でも、できない(笑)。こんな思いを持ちながら、使い切れずに野菜を捨ててしまうことがありました。

そんな私が、最近は野菜を使い切ることができるようになったのは、「野菜の上手な保存方法」ではなく、「忘れない・野菜を見渡せる収納方法」に考え方を変えたからでした。今日は使い切ることができるようになった4つの収納についてご紹介します。

■常温野菜は“見える収納”で記憶しやすく

できる主婦に憧れ、野菜を長持ちさせるには、「冷暗場所へ置く」「新聞紙に包む」「キッチンをスッキリ見せるにはキッチン台には何も置かない」、そんなことをしていたときがありました。

見えないところに置くと忘れやすい私には、この方法では野菜を二重に買ってしまうことも。そうすると、新鮮さもなくなり、使う気になれず、仕事から帰って「さぁ!」というときに、何とも言えないテンションダウン(笑)。

そんなことから、野菜はよく見える場所に、一目で見渡せることを優先にすることにしました。買ってきた野菜の中で、常温OKなものは、キッチン台の上が置き場所です。

もう捨てない!! 野菜を使い切ることができた4つの収納方法

じゃがいも、玉ねぎ、サツマイモ、里芋などを入れています。ここは、キッチンに入ると勝手に目に入ってくる場所。何が入っているかわかりやすいかごに入れているのもあり、家にある野菜を画像で覚えている自分をいつしか発見。そう、買い物途中に画像が目に浮かんでくるのです。

高さ30cmもないかごなので「ここに入るだけ」の量も記憶に残りやすい! おかげさまで野菜を重複して買うことはなくなり、常温野菜も新鮮なうちに使うことができます。

■冷蔵庫は開けると“一目で見渡せる収納”に

わが家の冷蔵庫の野菜入れはいちばん下にあります。冷蔵庫の野菜室は深いため、引き出しがついていましたが、うまく使いこなせず、野菜を貯める原因に。今は、引き出しを取り払い、野菜室を開けると一目で見渡せるようにしています。

もう捨てない!! 野菜を使い切ることができた4つの収納方法

野菜室では、100均一の透明なケースを仕切りに、「煮物野菜」「サラダ(生)野菜」「使いかけ野菜」と、調理別に大雑把に分けて収納。手前の牛乳パックには、人参、きゅうり、アスパラガスなど背の高い細いものを入れています。こうしてざっくり分けて一目で見渡せることが、何があったか忘れないポイントになっています。

また、野菜を調理別に分けて収納したことで、思わぬ効果も。
以前はメニューを決めて買い物していたので、野菜の代用は考えず、レシピどおりの野菜を揃えていました。そうすると、使わない野菜も出てきて、残った野菜が古くなります。これが、調理別収納にすることで野菜の代用が簡単になり、冷蔵庫の野菜を使い切るができるようになりました。そう、「煮物野菜が少なかったな!」と思えば、煮物野菜を買う、野菜の買い方も変わりました。

■使いかけ野菜は、“色を使った収納”でモチベーションアップ

「使いかけ野菜」は、忘れてしまうことも多かったので、一カ所に集合させて使っていました。実は、以前、冷蔵庫の片づけで伺ったお客様から、「色つきかごを、使いかけ野菜入れにしたおかげで使い切れるようになりました」と嬉しいご報告がありました。そこで、私自身も使いかけの野菜を使い切るために、色を取り入れてみました。

もう捨てない!! 野菜を使い切ることができた4つの収納方法

「使いかけ野菜」のケースの下にオレンジ色の画用紙を敷きます。
こうすることで、半透明のケースを通して見える色に、自然と目がいくようになりました。最初は「目につくから早く使えるかも」と取り入れたことですが、なるほど!!使えるようになっていくと、積極的に「使いかけ野菜を早く使いたい」と思うようになったのです。

色効果で下がりがちなモチベーションもアップ! 色を足すだけで、野菜に対する思いも変わることがあるなんて思いもしませんでした(笑)。楽しめるようになった今では、朝時間があると、ジャガイモを洗ってキッチンペーパーに包んで、ここに一緒に入れておきます。一品足りないときには、このジャガイモを使うのですが、使いかけ野菜と一緒に入れておくことで、アイディア料理までもできるようになりました。一手間も、進んでできるようになったのです。

■長い野菜は、短くカットして“省スペース収納”

冷蔵庫の中でも、収めにくいのが長さのある野菜。以前は、野菜の保存方法から考えると、酸化を防ぐために切り口を増やさない方がいいと思い、そのままの形で野菜を使っていました。これが野菜を使いやすくする方法があると知ったとき、私の中ではかなり衝撃的でした。

たとえば、万能ネギ。切って冷蔵・冷凍が続かない私には、ネギは1本ずつ使っていました。上の冷蔵庫に立てて収納したこともありましたが、しっくりこないこともあり、やったりやらなかったり。そんなときに、知ったことが、なんと先から使っていく方法。

先から、「使いたい分だけ切っていく」というのです。
驚いた私もさっそく、同じ方法で使ってみました。切ったからと言って、早く傷むということは気にならず、むしろ、1本ずつ使っていた頃の方が、ネギのみずみずしさがなくなっていたように思います。

もう捨てない!! 野菜を使い切ることができた4つの収納方法

今では、立てて収納できるサイズに切り、先端部分は刻んでキッチンペーパーを敷いた容器に入れ、冷蔵庫上段へ。残りの根のある部分は野菜室でそのまま立てて収納しています。ほかにも、大根も半分に切って収納。こうするこことで、長さが邪魔にならず、省スペース収納ができます。一目で見渡せる収納となり、野菜を使いきれるようになってきました。

「野菜を上手に保存したい」という思いでは、なかなかうまくいかなかった野菜保存も、「忘れない・見渡せる収納方法」を取り入れていくことで、本来の目的である野菜をとり入れた調理ができるようになりました。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー秋山陽子
ブログ:うちらしく暮らしやすく シンプルing

メンバー紹介
手放し先リスト
本の収納