おはようございます。
ライフオーガナイザーの長谷部敦子です。
1月の片づけ収納ドットコムのテーマは「人が集まるときに使う食器や道具の収納」。
結婚した当初、「これからはお客さまをお招きする機会もあるはず。その日のためにおもてなし用の食器を揃えなくては!」と思っていたけれど、わが家に“その日”は来ませんでした。とはいえ、誰もわが家に来ないわけではありません(笑)。今回は、わが家の身の丈に合ったおもてなしに使っている食器の収納方法をご紹介します。
■「すべき」をなくすとおもてなしが楽しくなる
私は「おいしいものを食べたい!」という欲求は人一倍あるものの、料理を作ることには苦手意識があります。なので、人に自分の料理を振る舞うということは気の重いこと。それでも、結婚当初は「おもてなしには料理が必須」と思い、必死に準備していましたが、料理のことばかりが気になって、せっかくの時間が楽しめないことも多々ありました。
そんな失敗を繰り返し、わたしにとってのおもてなしは“料理を作ること”ではなく、“楽しくおしゃべりすること”だということに気がつきました。そこで、「きちんとしたおもてなしはできません!」宣言をすることに。
夫の会社関係の方にはお茶タイムに来ていただき、お気に入りのお茶菓子を買ってきて、一緒にお茶を飲みながらおしゃべり。
友人は、お好み焼きやピザなど子どもたちも一緒にみんなで作れるメニューにすることで、作ること自体もみんなで楽しみます。
■大人5人+子ども2人で使う食器はこれだけ!
そんな私が唯一、一生懸命料理を作ってもてなすのが家族のお祝いごとのとき。親を招いて最大で大人5人+子ども2人が食卓を囲みます。そのときに使う食器もふだん使いのもの。大人の人数にあわせて、大皿以外は基本的に5枚ずつ用意しています。
大皿類が5種類、各自で使うお皿やお椀類が16種類。この写真にある食器がわが家の食器のすべてです(子ども用の食器は別にあります)。
「もう少しあってもいいかな……」、そう思うときもたまにありますが、「取り皿が足りなーい!」、そんな風にドタバタすることも思い出の1コマになっています。
■食器は全部ここ! 振り返ればすべてある
食器収納で意識していることは、“迷い”と“動き”を減らすこと。食器の数もわが家にとっての必要最小限におさえているので、調理中に振り返れば、手持ちの食器がすべてそこにあります。「どのお皿を使おうか?」という“迷い”や、別の場所に取りに行く“動き”を減らすことで苦手な料理でもてなすハードルを下げています。
家族以外のお客さまを料理でもてなす楽しさや、その食器を選ぶ楽しさに、憧れはあるけれど、今の私には身の丈に合わないもの。そんな自分の気持ちに正直になったことで、おもてなしの時間が私にとってとても楽しい時間になっています。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 長谷部敦子