おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
3月も中盤になりました。卒業シーズンですね。人生にはいろんな節目がありますが、大きな節目であればあるほど思い出の詰まったものも多く、役目を果たしたものをどうするか悩みます。去年、長女が小学校を卒業したわが家では、ランドセルを残すのか残さないのか?やっぱり悩みました。
■思い出のモノ、すぐに手放せなくたってOK!
入学式ではランドセルに背負われている感でいっぱいだったのが、6年もたつと逆に背負う姿がきつそうなくらい。
小学校時代の思い出のものはいろいろあれど、ランドセルほど6年間の成長と密接に結びつくものはないのではないでしょうか? そんな、傷の数だけ思い出が詰まったランドセル。小学校卒業とともに役目を終え、「この先もう使うことはない」と頭ではわかっていても、「即処分!」と割り切れないですよね。
わが家の場合、子はあっさりしたもので、「いらない」と即答でした。逆に私のほうが処分にふみきれず、結局、卒業のタイミングでは「悩むうちは残す」ことにしました。
■保存すると決めたらそれなりに手をかけて!
ところで、オーガナイズ作業ではランドセルの保管場所をお客様から相談されることがあります。
このとき問題になっているランドセルはお子さんのではありません。主にお父さん(もしくはお母さん)のランドセル。20年物、ときには30年物!です。ただ、そのン十年物のランドセル、拝見するとカビていることがあるんです。せっかくとっておいた思い出のモノが開けてびっくりカビだらけだと悲しいですよね。
もし、「ランドセルを保存する」と決めたなら、風通しの良いところに保存する・乾燥剤を入れて保存するなど、湿気に気をつけてくださいね。
■捨てるのはしのびない…なら寄付もアリ!
さて、卒業のタイミングでの処分を見送ったわが家は、そのまま子ども部屋に保管していました。
昨年末の大掃除、上の子が「いいかげん何とかして!」といわんばかりに部屋からランドセルを追い出してきました。確かに本人は卒業の時点で「もういらない」と判断していますから、邪魔なだけですよね…。
部屋の外に出されたランドセルを見て、「わが子にランドセルが必要な時期はもう終わったんだな」と手放すことにふんぎりがつき、「それなら」と以前から考えていたランドセルの寄付をすることにしました。
今はインターネットで検索すれば、寄付を受け付けている団体を探すことができます。
未使用の文房具も寄付を受け付けている(*)ので、粗品などいただきもので使う予定のない文房具も一緒にいれました。
*それぞれの団体によって寄付の内容が異なりますので、各団体の注意事項をご確認ください。
ランドセル、わが家からは卒業することになりましたが、一年前と違って手放すことに迷いはなくなりました。必要としている誰かのもとへ旅立っていくのであれば、うれしいです。
そうそう!最後に大事なことをひとつ。
現在、小6のお子さんをお持ちのお母さん、今のうちにぜひお子さんのランドセル姿を写真に撮っておくことをおすすめします。入学式ではランドセル姿の写真は撮れますが、卒業式ではランドセル姿の写真は撮れませんから。
実は、冒頭の写真は最後のランドセル登校のときに撮ったもの。この写真があることで、「ランドセルはなくても大丈夫」と思うことができました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー吉川圭子
ブログ:整理収納手帖